＜社説＞沖縄市長に花城氏 市政発展へ公約の実現を - 琉球新報デジタル
桑江朝千夫市長の死去に伴う沖縄市長選挙は26日に投開票され、無所属新人で前県議の花城大輔氏（53）が初当選を確実にした。桑江市政の継承か刷新かが大きな争点となった。自民、公明の推薦を受けた花城氏は、桑江氏の実績を背景に後継として選挙戦を展開、市民は市政継承を選択した形だ。選挙戦で花城氏は、市民所得向上に向けた経済振興策を訴えた。沖縄市は県内２位の人口を有するが、県が公表した21年度の１人当たり市町村民所得は県平均を下回っており、市町村別では37位となっている。
21年に完成した沖縄アリーナは、プロバスケットボールＢリーグの琉球ゴールデンキングスのホームとして集客が好調なほか、23年８月にはＦＩＢＡバスケットボールワールドカップも開催された。沖縄アリーナを中心としたさらなる発展に期待したい。子育て支援では、不妊治療の保険適用外部分への助成制度創設、給食費助成の段階的拡充などを公約に掲げた。子育て環境の充実は、少子化対策につながる。実効性のある施策を展開してほしい。
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