13日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前日の同時点に比べ83銭の円高・ドル安の1ドル=147円76〜77銭で推移している。日銀の植田和男総裁が13日に「賃金上昇率が強い」などと経済・物価情勢に前向きな考えを示した。日銀の追加利上げ観測が高まって円買い・ドル売りが進んだ。13日の日経平均株価の下げに歩調を合わせた円買いも入った。日銀の植田総裁は13日の参院財政金融委員会に
の植田和男総裁が13日に「賃金上昇率が強い」などと経済・物価情勢に前向きな考えを示した。日銀の追加利上げ観測が高まって円買い・ドル売りが進んだ。13日の日経平均株価の下げに歩調を合わせた円買いも入った。
日銀の植田総裁は13日の参院財政金融委員会に出席し、足元の物価情勢を巡り「輸入インフレが収まり、他方で賃金上昇率の強い姿が続いている」などと述べた。賃金・物価が上がりにくいことを前提とする慣行や考え方に「変化が出てきている」とも改めて語った。日銀による追加利上げが再び意識され、海外勢を中心に円買いが活発化した。 トランプ米政権は12日、鉄鋼・アルミニウム関連の輸入品に25%の追加関税を発動した。カナダや欧州連合(EU)は米国の関税に対して対抗措置を講じると表明。報復の動きが続けば世界経済が減速するとして、投資家心理がやや弱気に傾いたのも「低リスク通貨」の円の支援材料だった。ユーロは対ドルで3日ぶりに反落した。17時時点は同0.0034ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0866〜67ドルで推移している。前日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、ユーロ売り・ドル買いが出た流れを引き継いだ。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
外為17時 円相場、小幅に3日続伸 147円台後半 対ユーロも続伸10日の東京外国為替市場で、円相場は小幅に3日続伸した。17時時点では前週末の同時点に比べ5銭の円高・ドル安の1ドル=147円62〜63銭で推移している。米景気減速への懸念で日本時間10日の取引で米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが入った。トランプ米大統領は9日、米FOXニュースとのインタビューで米国の景気後退を予測しているかと問われ「過渡期がある」とコメントし、明
続きを読む »
外為17時 円相場、反発 149円台前半 日米金利差の縮小意識27日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前日の同時点に比べ33銭円高・ドル安の1ドル=149円20〜21銭で推移している。米景気の減速懸念から26日の米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが先行した。一方で日本時間27日の取引では米長期金利が小幅ながら上昇し、国内輸入企業などの円売りにも阻まれて円の上値を追う動きは続かなかった。円相場は朝方に148
続きを読む »
外為17時 円相場、続伸 149円台前半 米景気減速や地政学リスクへの懸念で4日の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ83銭の円高・ドル安の1ドル=149円34〜36銭で推移している。米景気減速への懸念や地政学リスクが高まるとの警戒感から「低リスク通貨」とされる円に買いが優勢だった。円相場は一時、148円60銭近辺まで上昇した。トランプ米政権が日本時間4日午前、ウクライナへの軍事支援をすべて停止する方針を示した。米国によるウクライナ
続きを読む »
外為17時 円相場、3日ぶり反落 対ユーロは大幅続落5日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点では前日の同時点に比べ15銭の円安・ドル高の1ドル=149円49〜50銭で推移している。一時は150円18銭近辺まで下げ幅を拡大した。米関税強化への警戒感を背景にしたリスク回避の雰囲気が後退し、円買い・ドル売りの持ち高を解消する取引が優勢だった。日銀の内田真一副総裁の発言が「サプライズなし」と受け止められたのも円売りにつながった
続きを読む »
外為17時 円相場、反落 150円台前半 都区部CPIで28日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日同時点に比べ1円16銭の円安・ドル高の1ドル=150円42〜44銭だった。28日発表の2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)で生鮮食品を除く総合が前月を下回った。日銀が早期利上げに動くとの思惑がやや後退し、円売り・ドル買いが出た。夕方にかけては、心理的節目である150円を下回ったのをきっかけに損失覚悟(ストップロス)の円売り・ドル
続きを読む »
外為17時 円相場、大幅反発 149円台前半 日米の金利差縮小で連休明け25日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反発した。17時時点では前週末21日の同時点に比べ1円29銭の円高・ドル安の1ドル=149円27〜28銭で推移している。このところ市場予想を下回る米経済指標が増えており、米景気の減速懸念が強まった。米長期金利が低下の勢いを強め、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが活発だった。24日には米長期金利が約2カ月ぶりの水準に低下する場面があっ
続きを読む »