古代ゴジラ?翼竜ペラゴルニスとホオジロザメに包囲され、脂の乗った体を噛まれ、舌、頭、ついには骨だけになって海底にホロホロと沈んで200年余り。パナ...
「まず驚いたのはそのサイズ。よく調べてみたら、表面に鋸歯状の痕跡があって、これはサメに噛まれた跡なんじゃないかと大騒ぎになりましたけど、確認にはかなり時間がかかりました」 …と、論文主著者でマギル大学レッドパス博物館考古学研究員のDirley Cortésさんは話しています。中には、26個も噛み傷が残った骨もありました。こういう溝、痕跡、エッジの検分は生痕学者の十八番で、凡人の目にはただのひび割れた骨に見えても物語絵巻のような情報量とされます。エモリー大学の生痕学者のAnthony Martinさんの見立てでは、「規則正しい平行線の噛み傷もあって、これはのこぎり状の歯型、つまり一般にサメの歯型と解釈されるものです」とのこと。たぶんそう見て間違いないのかも。確たる証拠に欠けるため、いちおうコンサバに見積もって、2頭のホオジロザメ状の生き物が貪り食った痕跡かもしれない、と論文では報告しました。歯型の差異から、別の個体と判断されるのだと、ロサンゼルス郡自然史博物館の海洋哺乳類担当学芸員の記事冒頭の描写はイメージであって、実際には生前に食いちぎられたのか、それとも死後漂っているところを狙われたのか、それとも海底に沈んでからなのかもわからないし、サメの種類もわかっていません。つまり、360万年~258万年前の海には、今いる生物もたくさん泳いでいたってことですね。ろ過摂食動物のくじらやホホジロザメは沿岸部にいて、現代人もよく知ってるので、古代の海が急に身近に感じますよね。 ちなみに今のサメは、成人のクジラを決して襲わないことで知られます。古代もそうだとしたら、やっぱり死後のご飯だったのかも。Martinさんも「大体の歯形は死んだ肉を食べてできたものです」と言ってますしね。「サメがクジラを餌にしていたことがわかっただけでなく、骨の年代的に見ても、科学的にとても重要な意味をもつ発見と言えます。論文でも述べたように、くじら類、特にヒゲクジラの遺伝子上の多様性は鮮新世から更新世にかけて激減しており、これも海洋巨大生物を襲った世界的なターンオーバーイベントのひとつの例です。今回見つかったような海洋哺乳類の化石は、地球史上もっともクリティカルな時代、鮮新世~更新世の移行期の海の動物相を知るうえで重要な手がかりとなるでしょう」 研究員はブリカ半島の周辺をもっとよく調べてみたいとしています。くじらの化石は全世界から出土していますが、中南米では数えるほどしか前例がなく、ブリカ半島で新第三紀(2300万年~258万年前)の化石が見つかったのは今回が最初。その原因を尋ねると、「中米の太平洋側は新第三期の露出帯がほとんどないし、人口あたりの研究員も少ないですからね」とのこと。なんでもパナマやコロンビアといった国々では、古生物学はまだ生まれたばかりの学問分野で、たとえばコロンビアでは「国民100万人あたり科学者は90人にも満たなくて、古生物学者なんてそのまた一部。絶対数が少ないので、贅沢な生き方ではあるけれど苦労も絶えません。ましてや女ですし」と言ってます。いやあ、なんで生徒のお父ちゃんまでスコップで土掘ってるんだ!?という謎が解けましたね!何百万年もの昔の物語を宿す化石が、今もどこかでスコップを待って眠っているのかもしれませんね。.
「まず驚いたのはそのサイズ。よく調べてみたら、表面に鋸歯状の痕跡があって、これはサメに噛まれた跡なんじゃないかと大騒ぎになりましたけど、確認にはかなり時間がかかりました」 …と、論文主著者でマギル大学レッドパス博物館考古学研究員のDirley Cortésさんは話しています。中には、26個も噛み傷が残った骨もありました。こういう溝、痕跡、エッジの検分は生痕学者の十八番で、凡人の目にはただのひび割れた骨に見えても物語絵巻のような情報量とされます。エモリー大学の生痕学者のAnthony Martinさんの見立てでは、「規則正しい平行線の噛み傷もあって、これはのこぎり状の歯型、つまり一般にサメの歯型と解釈されるものです」とのこと。たぶんそう見て間違いないのかも。確たる証拠に欠けるため、いちおうコンサバに見積もって、2頭のホオジロザメ状の生き物が貪り食った痕跡かもしれない、と論文では報告しました。歯型の差異から、別の個体と判断されるのだと、ロサンゼルス郡自然史博物館の海洋哺乳類担当学芸員の記事冒頭の描写はイメージであって、実際には生前に食いちぎられたのか、それとも死後漂っているところを狙われたのか、それとも海底に沈んでからなのかもわからないし、サメの種類もわかっていません。つまり、360万年~258万年前の海には、今いる生物もたくさん泳いでいたってことですね。ろ過摂食動物のくじらやホホジロザメは沿岸部にいて、現代人もよく知ってるので、古代の海が急に身近に感じますよね。 ちなみに今のサメは、成人のクジラを決して襲わないことで知られます。古代もそうだとしたら、やっぱり死後のご飯だったのかも。Martinさんも「大体の歯形は死んだ肉を食べてできたものです」と言ってますしね。「サメがクジラを餌にしていたことがわかっただけでなく、骨の年代的に見ても、科学的にとても重要な意味をもつ発見と言えます。論文でも述べたように、くじら類、特にヒゲクジラの遺伝子上の多様性は鮮新世から更新世にかけて激減しており、これも海洋巨大生物を襲った世界的なターンオーバーイベントのひとつの例です。今回見つかったような海洋哺乳類の化石は、地球史上もっともクリティカルな時代、鮮新世~更新世の移行期の海の動物相を知るうえで重要な手がかりとなるでしょう」 研究員はブリカ半島の周辺をもっとよく調べてみたいとしています。くじらの化石は全世界から出土していますが、中南米では数えるほどしか前例がなく、ブリカ半島で新第三紀(2300万年~258万年前)の化石が見つかったのは今回が最初。その原因を尋ねると、「中米の太平洋側は新第三期の露出帯がほとんどないし、人口あたりの研究員も少ないですからね」とのこと。なんでもパナマやコロンビアといった国々では、古生物学はまだ生まれたばかりの学問分野で、たとえばコロンビアでは「国民100万人あたり科学者は90人にも満たなくて、古生物学者なんてそのまた一部。絶対数が少ないので、贅沢な生き方ではあるけれど苦労も絶えません。ましてや女ですし」と言ってます。いやあ、なんで生徒のお父ちゃんまでスコップで土掘ってるんだ!?という謎が解けましたね!何百万年もの昔の物語を宿す化石が、今もどこかでスコップを待って眠っているのかもしれませんね。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
響け なまはげ太鼓(1) : 部活の惑星 : スクールらいふ : 中高生新聞心揺さぶる大音量。「俺、この高校行く」 「なんだこれ?」 秋田県立男鹿海洋高校郷土芸能部の副部長・ユウキがなまはげに出会ったのは、中学3年の夏。秋田市のショッピングセンターに友だちと行ったときのことだった。 なまは
続きを読む »
