4日の日本市場では債券が上昇。前日の米国市場で製造業指数が市場予想を下回り、長期金利が低下した流れを引き継いだ。米景気減速への懸念から株式相場は反落。外国為替市場で円は対ドルで下落しているが、日米金利差の縮小観測が支えになっている。
は活動の拡大と縮小の境目50を2カ月連続で下回り、3カ月ぶりの低水準となった。米金融当局の利下げ余地が広がったとの見方から米長期金利が大幅に低下し、日本国債にも買いが及んだ。日本銀行による政策修正観測が強い中、10年国債入札を無難に通過したことも債券の買い安心感につながった。東証株価指数(TOPIX)は前日比0.2%安の2791.70-午後1時51分現在 債券相場は上昇。前日の米金利低下に加え、日銀の政策修正観測から警戒されていた10年国債入札を無難に通過したことで買い安心感が出ている。
10年債入札結果によると、最低落札価格は97円77銭と市場予想(97円75銭)を上回り、小さいと好調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は2銭と前回の5銭から縮小した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.66倍と、前回の3.15倍から上昇した。 三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、入札について「無難にこなせた。利回りが1.0%台後半まで上昇したことで評価されたほか、米金利が低下の流れに転じてきていることも追い風になったようだ」と指摘した。 日銀の植田和男総裁は参院財政金融委員会に出席し、日銀の見通しに沿って基調的物価上昇率が高まれば金融緩和度合いを調整していくと述べた。長期金利については金融市場で形成されることが基本だとした上で、「急激に上昇する場合には、市場における安定的な金利形成を促す観点から機動的にオペを実施する」との考えを示した。債券相場への影響は限定的だった。 東京株式相場は反落。ISM指数を受けて米国の景気減速を懸念した売りが出ている。資源価格の下落を背景に鉱業や石油関連、商社が安い。認証試験での不正判明を受けて自動車株も値を下げている。 商品市場では、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が予想に反して年内に減産規模を縮小する計画を示したことで原油の供給過剰への懸念が高まっている。原油先物相場は3日に約4カ月ぶりの安値を付けた後、4日の時間外取引でも一段と下げている。...
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは「月初2営業日目で新NISA(少額投資非課税制度)絡みのリアルマネーや、それに便乗した短期筋のドル買いが入ったのだろう」と指摘。もっとも、ドル安基調は変わっておらず、「米経済の変調の兆しが大きくなれば、もう少しドル安が進む」とみており、今週発表される米国の重要経済指標を見極める姿勢だ。神田財務官、為替で「過度な変動あれば適切な行動取る」と再表明
Government Regulation Well Spent Crude-Oil Personal Finance Cojp
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