【NQNニューヨーク=稲場三奈】1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前週末比1.84ドル(2.3%)高の1バレル83.38ドルで取引を終えた。週内には独立記念日の祝日を控え、ガソリン需要の増加を見込んだ買いが膨らんだ。夏の気候が本格化し、エアコンの使用量増に伴うエネルギー需要も買いに
【NQNニューヨーク=稲場三奈】1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前週末比1.84ドル(2.3%)高の1バレル83.38ドルで取引を終えた。週内には独立記念日の祝日を控え、ガソリン需要の増加を見込んだ買いが膨らんだ。
夏の気候が本格化し、エアコンの使用量増に伴うエネルギー需要も買いにつながった。カリブ海地域ではハリケーン「ベリル」への警戒感が強く、米国立ハリケーンセンターは勢力を5段階で上から2番目のカテゴリー4としている。石油生産に影響を与えるとの見方も、相場の支えとなった。 中東情勢の緊迫化も引き続き原油供給の懸念につながっている。イスラエルのガラント国防相は6月30日、パレスチナ自治区ガザを訪れ、イスラエル軍の攻撃によってイスラム組織ハマスが「壊滅しつつある」と述べ、軍事圧力を継続する考えを明かした。 一方、1日発表の6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数(PMI)は48.5と市場予想(49.2)を下回り、前月(48.7)から悪化した。好不況の境目とされる50を3カ月連続で下回り、米経済の鈍化が原油需要の伸び悩みにつながるとの見方は相場の重荷だった。
ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに小反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前週末比0.7ドル安の1トロイオンス2338.9ドルで取引を終えた。米債券市場で長期金利が上昇し、金利の付かない資産である金の投資妙味が薄れたとみた売りがやや優勢だった。
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