【NQNニューヨーク=戸部実華】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.12ドル(0.2%)高の1バレル78.62ドルで取引を終えた。米国のインフレ鈍化を示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ観測が高まり、原油先物への買いがやや優勢になった。13
【NQNニューヨーク=戸部実華】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.12ドル(0.2%)高の1バレル78.62ドルで取引を終えた。米国のインフレ鈍化を示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ観測が高まり、原油先物への買いがやや優勢になった。
13日発表の5月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%下落した。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想は0.1%上昇を見込んでいた。前日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)に続く予想下振れを受け、FRBによる利下げ開始が遅れるとの見方が後退。米経済は急速な悪化を避けられ、原油需要の伸びを支えるとみた買いが入った。 もっとも、原油先物相場は下げる場面もあり、上値は限られた。米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週間の石油在庫統計で、原油在庫は減少を見込んでいた市場予想に反して増えた。ガソリン在庫も横ばいの市場予想に対して増加した。夏季のドライブシーズンを迎えたが、目先のエネルギー需要の伸びは鈍いとの見方が改めて意識されたことは相場の重荷となった。
ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比36.8ドル(1.6%)安の1トロイオンス2318.0ドルで取引を終えた。外国為替市場でドルが主要通貨に対して買われ、ドルの代替投資先とされる金先物の売りにつながった。一連の物価指標の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)後で、目先の利益を確定する売りが出たとの見方もあった。
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