【NQNニューヨーク=横内理恵】22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は下落し、前日比1円05銭円安・ドル高の1ドル=146円25〜35銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いを誘った。23日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会を控え、円の買い持ちを整理する動きもあった。米長期金利は前日比0.05%高い(債券価格は安い)3.85%で終えた。23日のカンザスシティ
【NQNニューヨーク=横内理恵】22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は下落し、前日比1円05銭円安・ドル高の1ドル=146円25〜35銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いを誘った。23日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会を控え、円の買い持ちを整理する動きもあった。
米長期金利は前日比0.05%高い(債券価格は安い)3.85%で終えた。23日のカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長の講演を前に利益確定や持ち高調整の債券売りが優勢だった。同日発表の米経済指標は強弱入り交じる内容となり、米景気の減速は緩やかで急激には悪化していないと受け止められた。 パウエル議長は9月の利下げに前向きな姿勢を示す可能性が高い。半面、利下げ幅や先行きの緩和ペースなどには踏み込まないとみる参加者が多かった。市場では「21日公表の7月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨ほどハト派寄りにならないとの見方が意識された」(邦銀の為替ディーラー)との指摘もあった。速いペースでの米利下げを織り込んでいた一部投資家が持ち高を巻き戻し、幅広い通貨に対するドル買いにつながった。円は対ユーロで続落し、前日比55銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=162円50〜60銭で取引を終えた。円が対ドルで下げ、対ユーロでも円の売りにつながった。
ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反落し、前日比0.0040ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1105〜15ドルで取引を終えた。前日に2023年7月以来のユーロ高・ドル安水準を付けており、FRB議長講演を控えて利益確定目的のユーロ売りが出た。
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