パーソル総合研究所が発表した、職場における上司と部下の信頼関係に関する調査結果によると、部下から上司への信頼は高いものの、上司から部下への信頼が弱いという「片思い」型の関係が52.4%存在することが明らかになりました。相互に信頼が強い関係は26.4%、相互に信頼が弱い関係は21.1%でした。
パーソル総合研究所(東京・江東)は13日、職場における上司と部下の 信頼関係 に関する調査結果を発表しました。調査によると、部下から上司への信頼が強い一方で、上司から部下への信頼が弱い「 片思い 」型の関係が52.4%存在することが明らかになりました。相互に信頼が強い関係は26.4%、相互に信頼が弱い関係は21.
1%でした。\本調査は、九州大学の池田浩研究室と共同で実施されました。同じ組織に所属する人をリーダーとメンバーに分けて、互いへの信頼感などを調査しました。製造業や運送業など異なる業界の5つの組織で、リーダーの計304人、メンバーの計1848人にアンケートを実施しました。2024年5月と8〜9月の2回に分けて回答を集め、相互への信頼感や仕事・人材に対する考え方などが将来の関係性に及ぼす影響を調べました。\また、信頼を強め合う関係では、上司が部下を信頼することを起点にして互いへの信頼感と被信頼感が高まっていく傾向が見られました。一方、信頼が弱まっていく逆の循環も見られました。時間経過とともにこの影響が強まる傾向があることが、調査結果で浮かび上がりました。上司が部下を信頼するうえで、上司が部下の特性などに応じた期待をかけることや、部下が迅速な返信や報告をして能動的な行動をとることが好影響を与えるとわかりました。上司からの被信頼感には、上司が部下の自主性を尊重しつつ支援することや、部下が自然体で振る舞うことが好影響を与えるとわかりました。\パーソル総合研究所の井上亮太郎上席主任研究員は「部下の片思い型の想定以上の多さに驚いた」と振り返るとともに、「信頼とは、相手に身を委ねてリスクを取ることであり、組織が活力のある状態にするために、管理職にも(リスクを取る)そのスタンスが求められるのではないか」と指摘しました
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