プレスリリース 紛争下のスーダン「骨と皮ばかりの子どもも」 ユニセフ現地事務所代表、訪問終え報告 【プレスリリース】
]ハルツーム州ジャバラ・アウリアにあるユニセフが支援する診療所で、上腕計測メジャーを使った栄養状態の検査を受け、赤色=重度栄養不良と示された子ども(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843239/Elfatih武力衝突の影響を大きく受けるジャジーラ州とハルツーム州への訪問を終えたユニセフ(国連児童基金)スーダン事務所代表のシェルドン・イェットは、ジュネーブで行われた国連の定例記者会見で以下のように述べ、子どもたちのための緊急対応と平和に向けた外交努力を求めました。現地では、破壊された住宅、家屋、建物を目にしました。ハルツームにあるユニセフの倉庫が略奪に遭い、廃墟と化していた様子を見ました。倉庫に保管されていたユニセフの人道支援物資は台無しになっていました。複数のコミュニティで住民全員が移動せざるを得ず、避難を余儀なくされた子どもたちは周辺地域にて過密状態で暮らしていました。 私は、安全を求めて長い距離を歩いた母親たちに会いました。危険を顧みずに、病気や栄養不良の人々を治療する保健スタッフたちにも会いました。危なく不確かな状況も多い中、命を守る支援活動を休むことなく続ける、ユニセフのチームやパートナーたちの姿も目にしました。ハルツーム州全体の栄養不良の 37% がジャバラ・アウリアとハルツームの2地域で起きています。また、これらの地域は、現在進行中の暴力とアクセス制限の影響を最も受けている地域でもあります。子どもたちの安全な水、食料、保健医療、教育へのアクセスは少しずつ改善されていますが、かなり制限されています。栄養不良はまん延しており、多くの子どもは骨と皮だけになったような状態です。この地域の子どもとその家族は、多くの場合、窮屈で、破損した、あるいは建築途中の建物に避難しています。道路は狭くぬかるんでいて、しょっちゅう通れなくなり、雨が続くと、日に日に状態は悪化していきます。]ハルツーム州ジャバラ・アウリアの診療所で、栄養治療を受けている子とその母親と会話するユニセフ・スーダン事務所代表のシェルドン・イェット(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843228/Elfatih私たちはパートナーと協力し、できる限りのことを行っています。治安は依然として不安定ですが、改善しています。何カ月にもわたり取り組んだ結果、ようやくコミュニティへの到達が可能になり、最も必要な場所に、保健・栄養サービスや、水と衛生関連および必要不可欠な物資を届ける支援を続けることができています。子どもが学んだり遊んだりでき、立ち直ることができるような安全な場所も作っています。しかし、ニーズの規模は甚大ではあり、パートナーと共々、私たちは限界に近づきつつあります。 悲しいことに、こうした事態はスーダン全土に見られ、状況は急速に悪化しています。子どもは、飢餓、疾病、直接的な暴力によって命を落としています。彼らはまさに、その命を守るためのサービスから遮断されています。 これは仮定の話ではなく、迫り来る大惨事なのです。私たちは子どもたちの世代全体に、取り返しのつかない深刻な損害を与えるかどうかの瀬戸際にあります。それは、彼らを守るための知識や手段がないためではなく、この甚大な危機が求める緊急性と規模に応じた行動を、集団として起こせていないがために、なのです。私たちは、これらの子どもに支援を届ける必要があります。ハルツーム州ジャバラ・アウリアのユニセフが支援する診療所で、栄養治療食を食べる子ども(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843230/Elfatih現在ユニセフが到達できている地域における支援を、他の地域に迅速に拡大するために、リソースと継続的なアクセスが必要です。ジャバラ・アウリアやジャジーラ州の大部分などで、重度の急性栄養不良で治療を受けている子どもの数が過去最高を記録していることは、支援が新たに届き始めた地域におけるニーズが甚大であることをはっきりと示しています。こうしたニーズは、戦闘の最前線であり、現在支援が遮断されているエル・ファーシル、ディリング、カドグリといった地域において特に重要です。これらの地域へのアクセスが遮断されている間に、子どもの命は日々危険にさらされています。彼女の言葉は、この戦争がスーダンの子どもに与えている目には見えない傷という、ぞっとするような現実を思い起こさせるものです。 私はこの任務に当たっている最中、それは私がスーダン事務所に着任してから1年後のことですが、戦争がもたらす最悪の事態と、それに対して人類ができる最高の対応を目の当たりにしました。スーダンの子どもは、回復する力を持っています。彼らは 2 年以上にわたる戦争に耐えてきました。しかし、支援なしに生き延びることはできません。世界は今こそ、目を背けてはならないのです。.
]ハルツーム州ジャバラ・アウリアにあるユニセフが支援する診療所で、上腕計測メジャーを使った栄養状態の検査を受け、赤色=重度栄養不良と示された子ども(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843239/Elfatih武力衝突の影響を大きく受けるジャジーラ州とハルツーム州への訪問を終えたユニセフ(国連児童基金)スーダン事務所代表のシェルドン・イェットは、ジュネーブで行われた国連の定例記者会見で以下のように述べ、子どもたちのための緊急対応と平和に向けた外交努力を求めました。現地では、破壊された住宅、家屋、建物を目にしました。ハルツームにあるユニセフの倉庫が略奪に遭い、廃墟と化していた様子を見ました。倉庫に保管されていたユニセフの人道支援物資は台無しになっていました。複数のコミュニティで住民全員が移動せざるを得ず、避難を余儀なくされた子どもたちは周辺地域にて過密状態で暮らしていました。 私は、安全を求めて長い距離を歩いた母親たちに会いました。危険を顧みずに、病気や栄養不良の人々を治療する保健スタッフたちにも会いました。危なく不確かな状況も多い中、命を守る支援活動を休むことなく続ける、ユニセフのチームやパートナーたちの姿も目にしました。ハルツーム州全体の栄養不良の 37% がジャバラ・アウリアとハルツームの2地域で起きています。また、これらの地域は、現在進行中の暴力とアクセス制限の影響を最も受けている地域でもあります。子どもたちの安全な水、食料、保健医療、教育へのアクセスは少しずつ改善されていますが、かなり制限されています。栄養不良はまん延しており、多くの子どもは骨と皮だけになったような状態です。この地域の子どもとその家族は、多くの場合、窮屈で、破損した、あるいは建築途中の建物に避難しています。道路は狭くぬかるんでいて、しょっちゅう通れなくなり、雨が続くと、日に日に状態は悪化していきます。]ハルツーム州ジャバラ・アウリアの診療所で、栄養治療を受けている子とその母親と会話するユニセフ・スーダン事務所代表のシェルドン・イェット(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843228/Elfatih私たちはパートナーと協力し、できる限りのことを行っています。治安は依然として不安定ですが、改善しています。何カ月にもわたり取り組んだ結果、ようやくコミュニティへの到達が可能になり、最も必要な場所に、保健・栄養サービスや、水と衛生関連および必要不可欠な物資を届ける支援を続けることができています。子どもが学んだり遊んだりでき、立ち直ることができるような安全な場所も作っています。しかし、ニーズの規模は甚大ではあり、パートナーと共々、私たちは限界に近づきつつあります。 悲しいことに、こうした事態はスーダン全土に見られ、状況は急速に悪化しています。子どもは、飢餓、疾病、直接的な暴力によって命を落としています。彼らはまさに、その命を守るためのサービスから遮断されています。 これは仮定の話ではなく、迫り来る大惨事なのです。私たちは子どもたちの世代全体に、取り返しのつかない深刻な損害を与えるかどうかの瀬戸際にあります。それは、彼らを守るための知識や手段がないためではなく、この甚大な危機が求める緊急性と規模に応じた行動を、集団として起こせていないがために、なのです。私たちは、これらの子どもに支援を届ける必要があります。ハルツーム州ジャバラ・アウリアのユニセフが支援する診療所で、栄養治療食を食べる子ども(スーダン、2025年8月3日撮影) UNICEF/UNI843230/Elfatih現在ユニセフが到達できている地域における支援を、他の地域に迅速に拡大するために、リソースと継続的なアクセスが必要です。ジャバラ・アウリアやジャジーラ州の大部分などで、重度の急性栄養不良で治療を受けている子どもの数が過去最高を記録していることは、支援が新たに届き始めた地域におけるニーズが甚大であることをはっきりと示しています。こうしたニーズは、戦闘の最前線であり、現在支援が遮断されているエル・ファーシル、ディリング、カドグリといった地域において特に重要です。これらの地域へのアクセスが遮断されている間に、子どもの命は日々危険にさらされています。彼女の言葉は、この戦争がスーダンの子どもに与えている目には見えない傷という、ぞっとするような現実を思い起こさせるものです。 私はこの任務に当たっている最中、それは私がスーダン事務所に着任してから1年後のことですが、戦争がもたらす最悪の事態と、それに対して人類ができる最高の対応を目の当たりにしました。スーダンの子どもは、回復する力を持っています。彼らは 2 年以上にわたる戦争に耐えてきました。しかし、支援なしに生き延びることはできません。世界は今こそ、目を背けてはならないのです。
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