プロ注目右腕が10球団スカウトの前で、その実力を見せつけた。神戸弘陵(兵庫)の今秋ドラフト候補・村上泰斗投手(3年)が、生光学園(徳島)との練習試合で先発し、5回1安打無失点。最速153キロ右腕は打
者18人を相手に三振11個を奪った。「良い数字。ピンチでも三振が取れた」と夏に向けて自信を深めた様子。試合も1―0で勝利した。「大崩れしない」と同高OBのオリックス・東晃平投手(24)のような投手が目標だ。憧れの先輩の投球フォームを参考に、左足の使い方を改良。「コントロールのブレが、なくなった」と実感するように、この日は四死球わずか2と制球力が光った。
つかの間の息抜きは音楽鑑賞。最近は「Yo―Sea」のラップがお気に入りで、寮の大浴場ではチームメイトとの熱唱で盛り上がる。「目標はもちろん甲子園。自分が連れて行きたい」とエース。ラッパーのごとくテンポの良い投球で、チームを1989年以来2度目となる夏の聖地へと導く。(南部 俊太)(むらかみ・たいと)2007年2月20日、兵庫・猪名川町生まれ。17歳。白金小1年時に白金メッツで軟式野球を始め、投手と捕手。猪名川中では大阪箕面ボーイズで主に捕手としてプレーした。神戸弘陵では2年春にベンチ入り。変化球は得意のカーブ、フォークに加え、ツーシーム、スライダーを持つ。180センチ、76キロ。右投右打。
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