関西オールスター5リーグ対抗戦が開幕し、関西六大学が初戦を突破した。プロ注目・柴崎聖人右翼手(大経大4年)は適時二塁打など4打数1安打1打点と貢献。優勝した連盟には、今秋の関西地区大学選手権で1勝す
れば明治神宮大会(11月20~25日)出場が決まるスーパーシードが与えられる。この日は雨天のため、第2試合の関西学生―近畿学生が22日に順延。これに伴い、敗者復活戦は行われない。柴崎が関西六大学4番の仕事を果たした。0―1の初回2死一塁、8球目を捉えた。コンパクトに振り抜いた打球だったが、右中間最深部へ力強く飛んでいった。同点の適時二塁打。「後ろにもいい打者が並んでいる」と平常心で粘った末、結果を出した。「体が変われば打球が変わる」と自身が2年秋から着手してきたフィジカル強化で体重は73キロから83キロへ増加し、力強い打球につながった。
「休みの日は睡眠を取る。ずっと野球のことを考えていますね」と明かす。唯一の趣味は漫画「バトルスタディーズ」を読むことだという。作者・なきぼくろはPL学園野球部のOBで、リアルな高校野球事情が描かれている作品。「気持ちが刺激される。次の日、野球がうまくなった気になります」と笑顔。息抜きまで野球という“野球小僧”だ。 この日は巨人がスカウト3人体制で視察するなど、ネット裏には10球団が集結。巨人・柳舘スカウトは「パンチ力もあって、足の速さも魅力的」と熱視線を送った。試合後にプロ志望届の提出を明言した柴崎は「足も売りだが、広角に強い打球を打てるようにしてアピールしたい」とプロ入りへさらなる成長を誓った。(森口 登生)
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