田中希実、世界陸上へ「不安ない」高地で心肺機能を高め最終調整…6月にはケニアで武者修行 メンタルも強化 スポーツ sports ニュース
0メートルと5000メートルの2種目に出場見込みで、標高1400メートル前後の高地で心肺機能を高めて最終調整中。6月のケニア合宿でも精神面を鍛錬した手応えがあり「向かっていく気持ちがつくれている。緊張はあっても、不安はない」と言い切った。 強い夕立の中、田中は力強く足を回した。標高約1400メートル、朝晩は気温20度前後とひんやりした長野の高地で「質の高い練習がしたい」と心肺機能を高め、ブダペストへ最後の追い込みをかけている。「向かっていく気持ちがつくれている。緊張はあっても、不安はない」。世陸本大会開幕まで残り3週間を切り、1500メートルの日本記録保持者に自信と充実感がみなぎった。 今年6月、自身2度目のケニア武者修行の成果が大きい。「どうしたら世陸の決勝で最後まで(先頭争いに)つけるか、体で感じられた。しんどい場面も多かったけど、精神面が鍛えられる練習が多かった」。1000メートルを十数本繰り返すなど持久力強化のメニューを中心に、アフリカ勢と汗を流した。先月8日にフィンランドで行われた競技会で、5000メートル日本歴代3位の14分53秒60をマーク。心身を高め、調子の最高潮を世陸に合わせつつある。 「昨年までの方が、葛藤していた」。21年東京五輪の同種目で、日本勢初の8位入賞。開いた歴史の扉は、迷いの入り口でもあった。昨夏のオレゴン世陸は「バタバタと色々詰め込んで、よく分からないまま行った感じ。五輪の成績(入賞)だけ残っていて、できるはずだとは思っても、できる根拠のある練習が積めていなくて不安があった」。800メートルは予選、1500メートルは準決勝で敗れ、決勝12位の5000メートルのレース後は「何の涙か分からない…」とこぼして瞳を潤ませた。今年4月にはプロへ転向。退路を断ち、不安を払拭(ふっしょく)した今季、世界で輝きを放つ下地はしっかりと整った。 今後は、さらに標高が高い(約1800メートル)長野・湯の丸高原で追い込み、世陸本大会へ備える。日本勢初の決勝進出が懸かる1500メートルは、大会初日(19日)に予選が行われる。「予選から全力でいくしかない。いかに、ベースを失わずに自分の力を信じていけるか」。東京で示した世界と渡り合う力を、再び光らせる時が来た。(細野 友司) ◇田中希実の世陸スケジュール 女子1500メートル予選は19日の午後8時15分(日本時間)、準決勝は21日の午前0時5分、決勝は23日の午前4時30分。女子5000メートル予選は23日の午後6時10分、決勝は27日の午前3時50分から行われる。.
0メートルと5000メートルの2種目に出場見込みで、標高1400メートル前後の高地で心肺機能を高めて最終調整中。6月のケニア合宿でも精神面を鍛錬した手応えがあり「向かっていく気持ちがつくれている。緊張はあっても、不安はない」と言い切った。 強い夕立の中、田中は力強く足を回した。標高約1400メートル、朝晩は気温20度前後とひんやりした長野の高地で「質の高い練習がしたい」と心肺機能を高め、ブダペストへ最後の追い込みをかけている。「向かっていく気持ちがつくれている。緊張はあっても、不安はない」。世陸本大会開幕まで残り3週間を切り、1500メートルの日本記録保持者に自信と充実感がみなぎった。 今年6月、自身2度目のケニア武者修行の成果が大きい。「どうしたら世陸の決勝で最後まで(先頭争いに)つけるか、体で感じられた。しんどい場面も多かったけど、精神面が鍛えられる練習が多かった」。1000メートルを十数本繰り返すなど持久力強化のメニューを中心に、アフリカ勢と汗を流した。先月8日にフィンランドで行われた競技会で、5000メートル日本歴代3位の14分53秒60をマーク。心身を高め、調子の最高潮を世陸に合わせつつある。 「昨年までの方が、葛藤していた」。21年東京五輪の同種目で、日本勢初の8位入賞。開いた歴史の扉は、迷いの入り口でもあった。昨夏のオレゴン世陸は「バタバタと色々詰め込んで、よく分からないまま行った感じ。五輪の成績(入賞)だけ残っていて、できるはずだとは思っても、できる根拠のある練習が積めていなくて不安があった」。800メートルは予選、1500メートルは準決勝で敗れ、決勝12位の5000メートルのレース後は「何の涙か分からない…」とこぼして瞳を潤ませた。今年4月にはプロへ転向。退路を断ち、不安を払拭(ふっしょく)した今季、世界で輝きを放つ下地はしっかりと整った。 今後は、さらに標高が高い(約1800メートル)長野・湯の丸高原で追い込み、世陸本大会へ備える。日本勢初の決勝進出が懸かる1500メートルは、大会初日(19日)に予選が行われる。「予選から全力でいくしかない。いかに、ベースを失わずに自分の力を信じていけるか」。東京で示した世界と渡り合う力を、再び光らせる時が来た。(細野 友司) ◇田中希実の世陸スケジュール 女子1500メートル予選は19日の午後8時15分(日本時間)、準決勝は21日の午前0時5分、決勝は23日の午前4時30分。女子5000メートル予選は23日の午後6時10分、決勝は27日の午前3時50分から行われる。
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