26日早朝の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移している。8時30分時点は1ドル=155円62銭近辺と前日17時時点とほぼ同水準だった。日銀が26日まで開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとして円相場は方向感に欠けた。だが、4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ると円相場を下押しする場面もあった。25日のニューヨーク市場で円相場は155円75銭と1990年6月
25日のニューヨーク市場で円相場は155円75銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。この日発表された1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値では、物価指標である米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが市場予想を上回った。根強いインフレで米連邦準備理事会(FRB)の利下げは先送りされるとの見方から米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。
東京市場では8時半すぎに円相場が155円64銭近辺まで下落する場面があった。総務省が26日発表した4月の都区部CPIで生鮮食品を除く総合が前年同月比1.6%上昇し、市場予想(2.2%上昇)を下回った。日銀の追加利上げが遅れるとの思惑から円売り・ドル買いが出たものの、CPIの下振れは東京都が高校の授業料無償化の所得制限を撤廃した影響が大きく、円相場を方向付ける材料とはなっていない。 時事通信は25日夜、日銀が決定会合で「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。日銀が実際に事実上の量的引き締め(QT)に移行すれば、国内金利は大きく上昇する公算が大きい。結果を見極めたいとして円の売り持ちを積極的に積み増す動きが限られ、円相場の下値は限られている。
円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円95〜98銭と、同12銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇し、8時30分時点は1ユーロ=1.0729〜30ドルと同0.0009ドルのユーロ高・ドル安だった。
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