ミニが「エースマン」と名付けた新型車を2024年6月に発売した。特徴は全長4m程度のコンパクトサイズの4ドアハッチバックボディと、ピュアEVのみの設定。さらに斬新なデザインも魅力的だ。全長4mのコンパ...
まず面白いのは、デザインコンセプトだ。「オリジナルミニの設計者が生きていたら、いまならどんなモデルチェンジをするだろうと考えました」。ミニでヘッド・オブ・デザインを務めてきたオリバー・ハイルマー氏は語る。
「エースマンは、とりわけ新世代のミニ(2024年のカントリーマンとクーパー)のなかでもコンパクトなモデルです。どういうデザインコンセプトが相応しいか。私たちは過去にさかのぼって、オリジナルミニの設計者、サー・アレック・イシゴニスの当時の思いを検証し、いまの状況下だったら、どんなミニを設計するのか想定するところから始めました」私が「あなたはポケットのなかに、今後のミニのデザイン案をどれだけストックしているんですか」と尋ねたとき、ハイルマー氏は「ストックしているのはないのです」と答えた。 実車を観ると、写真から想像していたオモチャ感はほとんどない。むしろ、張りのあるボディ面、ユーモラスな雰囲気のフロントエンド、黒い剛性樹脂製のタイヤまわりのクラディング(モール)、キキャビンが後方で絞られてフェンダーの含みが強調されたリア、といったデザインで強い存在感を放っている。私が乗ったブルーの車体のモデルは、ルーフが前から後ろにかけて白と青を使ったグラデーションになっていた。ミニではこれまでにもルーフを、個性を演出する手段として使ってきており(たとえばユニオンジャックを描いたことも)、運転者にとっては、他車との差別化のためにも喜ばしいデザイン手法だ。
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