ホンダが新たに投入したBEV(バッテリー式電気自動車)の「N-VAN e:」は、かつてない乗り味の軽商用バンだった! 今尾直樹がリポートする。
大きな荷物も比較的簡単に出し入れ出来る! ホンダの軽商用バン、N-VANのEVバージョン、N-VAN e:(エヌバン・イー)の試乗会が神奈川県横浜市のみなとみらい地区で開かれた。「とってもイー!」と、筆者は思った。騒々しくて遅い軽の商用バンが電動化によって、静かで速くて快適な乗り物に変身したのだ。これはショック。ショッカーである。イーっ!! まずもって、N-VAN e:の成り立ちを簡単に説明しておこう。N-VANのプラットフォームは、ホンダの大ベストセラー、「N-BOX」と、基本的に同じで、運転席の下のフロアに薄型の燃料タンクを配置するセンタータンク方式を採用している。その燃料タンクの位置に薄型リチウムイオンバッテリーを、フロントに横置きする660cc3気筒エンジンに換えて、小径モーターとその上にインバーターを載せて小型化を図った新開発のPU(パワーユニット)を搭載する。エンジン版N-VANのパッケージングを最大限活かすべく、前輪駆動が採用されている。...
ON」での限定販売、リース契約のみの取り扱いとなる。 自家用車兼用の個人事業主、および趣味グルマとして使われることを想定しているのがe:L4とe:FUNで、こちらはふつうに購入できる。どちらも4人乗りではあるものの、ベーシックなe:L4の後席にはヘッドレストが省かれている。e:FUNはガソリン版同様、LEDの丸型ヘッドライトにベージュ内装が採用されるなど、レジャー向けを意識した仕立てだ。価格は22万円違うけれど、後ろにひとを乗せる機会が多いようであれば、後席にヘッドレストが備わるFUNを選んでおいたほうが後悔はなさそうである。 モーターの最高出力は、e:Gとe:L2は39kW(53ps)、e:L4とe:FUNは47kW(64ps)と差別化されている。これはちょうど、エンジン版の自然吸気とターボ、それぞれの数値と同じだ。ただし、最大トルクはどちらも162Nmを発揮する。ちなみにエンジンの自然吸気は64Nm、ターボでも104Nmだから、その違いは大きい。プラス500cc以上の余裕がある。...
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