大学進学の際、授業料だ奨学金だといったお金の問題の中で、簡単に考えていると地味にハマるのが「大学生用PCをどうするか」である。来年から大学生になる子供を抱える親として、またPCで30年以上食ってきた技術系ライターとして、大学生が使うPC像にフォーカスしてみたい。
大学受験も佳境を迎えている。昨今は大学入試制度も様変わりしており、総合型選抜、いわゆる自己推薦による入試は既に10月に終わって、11月上旬には既に合格が決まった子もいる。11月末から12月に今度は学校推薦型選抜が行われ、こちらの合否は12月中旬には分かる。今や大学入試は、この2つの推薦試験で半分ぐらいは決まってしまう。かく言う筆者の娘は総合型選抜で早々に大学進学が決まったので、進学のバタバタは人ごとではなくなった。授業料だ奨学金だといったお金の問題の中で、簡単に考えていると地味にハマるのが、「大学生用PCをどうするか」である。
大学ではPCが必要という話はもう随分昔からあるが、ある意味大学や学部学科にもよるという格好であった。それが20年に発生したコロナ禍により、リモート授業に対応できるようにということで、21年から明確に全学部学科必須として、入学前に準備するよう求める大学は多い。 小中高校まではGIGAスクール対応として、PC以外にもiPadやChromebookという選択肢もあったが、大学ではPC一択となる。基本的に学生の私物として大学に持ち込むという格好になるが、経済的理由から難しい生徒に関しては、大学からの短期貸出や、大学生協での中古販売などで手当するという道もある。 こうした動きを受けて、早くもPC量販店やメーカーなどでは、大学生向けPC特集といった記事を挙げ始めている。筆者もそうしたサイトをいくつか回って、大学生の標準というものをつかもうとしたのだが、「ホントかそれ?」といった内容にも遭遇して困惑することがしばしばある。
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