【 番記者の視点 】横浜ＦＣ、勝負の中下位チーム3連戦…第1関門G大阪戦で攻撃のスピードアップを サッカー soccer football
まずは「対ポヤトス監督は無敗」の吉兆データで景気づけだ。「ポヤトス・ガンバ」とは初対戦だが、昨季まで徳島を指揮していたポヤトス監督とは対戦経験がある。四方田修平監督はＧ大阪について「去年の徳島と似たイメージ」を持っている。昨季の横浜ＦＣは、徳島にホームで２―１で勝利、アウェーでも１―１で引き分け。四方田監督は「開幕から慣れない部分もありつつ、試合ごとに課題を修正し積み上げてきた。ただ結果につなげられていない。現状に危機感を感じているし、とにかく勝ちにこだわり、全力を尽くして勝ち点を取りに行く」と決意を口にした。
横浜ＦＣは、開幕頃とは少し変化がある。前半立ち上がりの“安い失点”が減ってきたことだ。横浜ＦＭ戦、広島戦と上位チーム相手に、前半は０―０で折り返している。第２節の湘南戦や前節の広島戦（ＶＡＲでゴール取り消し）のように、前半立ち上がりに一気にゴール前へ迫る姿勢が実を結ぶと、優位に試合を運べそうだ。 攻撃について指揮官は「最終的には攻撃を早くしないと、相手の守備は崩れない。ロングパス、ショートパスからのスイッチ。織り交ぜてやっていきたい。簡単じゃないけれど、シーズンを通してトライしていきたい」と具体的に言及した。一方、８戦２２失点と課題の守備。Ｇ大阪は、相手を寄せてから空いたスペースをつく、という攻撃が基本となる。相手に寄せに行ったところを簡単にはがされると、枚数が減りピンチを招く。＊ ＊ ＊
ボランチはＭＦ三田啓貴、ＭＦ井上潮音に加え、ＭＦユーリ・ララが復帰したことで起用できるカードが増えた。さらにアキレス腱断裂のリハビリを乗り越えたＦＷサウロ・ミネイロも１９日のルヴァン杯名古屋戦で戻ってきたことも、チームにとっては大きい。 ８試合を終えて勝ち点２の現状を指揮官は「当初、自分たちが期待していたものでないことは間違いない。いい試合をしてもモノにできず、試合の中で崩れる場面があり失点が多く結果に結びついていかない。チームとして何とか打ち破れるか」と説明した。Ｇ大阪相手に自信となる１勝を手に入れ、横浜に戻りたい。
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