【 番記者の視点 】横浜FC、“美味な熟成”サッカーを夢見て…8戦勝ち無しの今できること サッカー soccer football
対する横浜FC。試合ごとに成長を感じるが、現状は8戦勝ち無しで最下位。この日のスタメンでJ2の昨季から一緒にプレーしているのは、GK市川(昨季出場3試合)、DF中村(同32試合)、MF近藤(同9試合=強化指定選手)、FW小川航(同41試合)の4選手だけ。1月のキャンプから始まったチーム作りの途上で、勝ち点も求められる難しい状況で戦っている。きっかけは横浜FCの好機だった。広島の縦パスを、右サイドバックのDF中村が前に出てカットしてドリブルからのカウンター。中の小川航にスルーパスを出した場面は、得点の気配があった。ただ足元に入りすぎて、対面したDF荒木隼人に時間をかけさせられると、猛烈な勢いで戻ってきたDF塩谷司に背後からボールを奪われた。この場面、シュートで終われず「ボールゲット」から「ゴールゲット」できなかったことが響く。
対する広島は小川航からボールを奪い返すと、GKから右サイドのMF越道草太にパス。越道とMF満田誠がパス交換しながら押し上げる。そして中央のMF森島司につなぎ、ミドルシュート。一度はGK市川に弾かれたが、セカンドボールを拾った。ぽっかり空いた右サイド深くからMF越道がクロス。横浜FC側がボールサイドに意識がある中で、背後の大外から飛び込んできたのは左ウィングバックのMF東俊希だった。フリーでたたき付けるヘディングシュートを決めた。「ボールゲット」から「ゴールゲット」の理想的な流れだった。東は左右両ウィングバックの連動について「チームとして逆サイドのウィングバックが中に入るのが強みで、それだけゴール前に人数をかけられる」と振り返っている。両ワイドでの得点は、チームとしての完成度を見せられた。
さらに「相手(横浜FC)が4バックだったので、ウィングバックがサイドバックを引き出して裏のスペースを空ける。そのスペースを使って相手のSBよりも意識的に前に走ると相手も崩れる。そうすると点を取れるというシーンがこれまでもたくさんあった」と過去の経験を自信にしていた。 2失点目の場面はまさに、広島にとっては狙っていた形。東が左サイド深くに入り、ダイレクトでクロス。ボールはGK市川と最終ラインの間という守る側には厳しい位置に入った。FWドウグラス・ヴィエイラに付いていたDFンドカ・ボニフェイスの足に当たってオウンゴールとなったが、広島の連動に横浜FCは付いていけずに崩された。広島を褒める原稿になってしまったが、横浜FCが目指しているのは、このような流れる連動性ある攻め。外国籍選手の技術で“ぶん殴る”のではなく、一朝一夕にはできない味わい深い攻撃だ。この日、リーグ戦で初めてメンバー入りし、スタメン出場したベテランMF小川慶治朗は「J1で戦う経験値が他のクラブと比べて少ない」と指摘した上で「(広島は)全体でやるべきことを共有できている。つなぐところはつなぐ、縦に速く行くなら速く行く。共有ができているので、攻撃がスムーズ。(横浜FC側は)1つはがされたら決定的なチャンスにつながったイメージがある。そこに力の差を感じた」と口にした。目標に向けて、第1段階で産みの苦しみが続いている。FW小川航は「J1の壁とみんな思っているはず。でも俺は思っていない。そこは変えら
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