【内田雅也の追球】6回に訪れた切所 相手の動きを見て、動かなかった岡田監督が勝負を制した

スポーツ ニュース

【内田雅也の追球】6回に訪れた切所 相手の動きを見て、動かなかった岡田監督が勝負を制した
芸能野球サッカー
  • 📰 sponichiannex
  • ⏱ Reading Time:
  • 16 sec. here
  • 9 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 34%
  • Publisher: 51%

マウンドは阪神2番手の右腕・石井大智。打順は1番の左打者・神里和毅だった。DeNA監督・三浦大輔がベンチを出て、代打に右打者の蝦名達夫を告げたのだった。 岡田と… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。

マウンドは阪神2番手の右腕・石井大智。打順は1番の左打者・神里和毅だった。DeNA監督・三浦大輔がベンチを出て、代打に右打者の蝦名達夫を告げたのだった。だから、予定していたダブルスイッチで交代となる左翼手・井上広大がベンチに向かって走り、左翼ブルペンの扉が開いてリリーフカーに乗った島本が出てきた。蝦名が出てきたので、石井を続投させることができた。空振り三振に切った。2死となり、左打者の関根大気に島本を投入して遊直でピンチを脱したのである。相手監督・三浦は試合後「左(投手)が出てくると予想していました」と言った後、「右でも左でも蝦名でいこうと……。どっちでも蝦名の選択でした」と説明した。

この場面こそ、勝負における切所(せっしょ)だった。もとは山道などの通行困難な所を指す言葉だ。「勝負の鬼」とまで言われた巨人V9監督・川上哲治は転じて<勝負の難関>との意味で使っていた。著書『遺言』(文春文庫)にある。 岡田には監督として「動くが負け」という信念がある。同名の著書(幻冬舎新書)にはこうある。<戦況が膠着(こうちゃく)すればするほど動きたくなくなる性分><「相手はどうしてくるのか」と熟考しているほうが面白いから、ベンチでも静かに構え「こちらからは動かない」と腹に決めている>。乱調だった先発・青柳晃洋も含め勝ち越し点を与えなかった投手陣。切所での勝負で勝ったのである。 =敬称略=

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

sponichiannex /  🏆 116. in JP

芸能 野球 サッカー 格闘技 グラビア ニュース 写真

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

【内田雅也の追球】満塁での「両刃の剣」【内田雅也の追球】満塁での「両刃の剣」中日が動いて代打・中島宏之。阪神ベンチも動いたとき、救援投手は岡留英貴だと直感した。この窮地を託せるのは右横手からの速球にツーシーム(シュート)が切れる岡留… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »

【内田雅也の追球】大幅なオーダー変更でものにした2度の好機 マクロな視点が連覇を呼び込む【内田雅也の追球】大幅なオーダー変更でものにした2度の好機 マクロな視点が連覇を呼び込む広島に移動した16日、選手会長だった岡田は選手を集め、ミーティングを開いた。どうすれば勝てるのか。投手陣が弱かった。出てきた具体策を監督の吉田に直言した。 … - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »

【内田雅也の追球】神走塁生んだ「法則」「技」【内田雅也の追球】神走塁生んだ「法則」「技」0―1の7回裏、無死一塁で代走で出た。ベンチに数人いる俊足走者のなかでも監督・岡田彰布が「最も信頼を置ける」と認める切り札だった。 バントで1死二塁。だが木浪聖… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »

【内田雅也の追球】接戦、無死一塁の「打て」 勝負師の勘がさえた采配【内田雅也の追球】接戦、無死一塁の「打て」 勝負師の勘がさえた采配0―1の8回裏、無死一塁で打者は近本光司。信頼を置き、俊足で併殺打も少ない近本にバントはない。初球から果敢に打ちに出て、追い込まれながら三遊間突破の左前打を放っ… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »

【内田雅也の追球】接戦、無死一塁の「打て」 勝負師の勘がさえた采配【内田雅也の追球】接戦、無死一塁の「打て」 勝負師の勘がさえた采配◇セ・リーグ阪神2―1巨人(2024年4月18日甲子園)同点打の森下翔太、サヨナラ打の佐藤輝明はむろん殊勲者である。ただ、阪神の2点を生んだのは無死一塁での「打て」だとみて...
続きを読む »

【内田雅也の追球】活気呼んだ4番の快音【内田雅也の追球】活気呼んだ4番の快音村上春樹が小説家になったきっかけは神宮球場の外野芝生席(当時)で観戦中に耳にした快音だった。1978(昭和53)年4月1日、開幕のヤクルト―広島戦。1回裏先頭のデーブ… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »



Render Time: 2025-02-25 00:35:40