9月の自民党総裁選は「脱派閥」が徹底されるのか否かが焦点となる。派閥のパーティー収入不記載事件を受けて党内6派閥のうち5つが解散を決めたものの、総裁選の対応では...
9月の自民党総裁選は「脱派閥」が徹底されるのか否かが焦点となる。派閥のパーティー収入不記載事件を受けて党内6派閥のうち5つが解散を決めたものの、総裁選の対応では旧派閥単位の集まりも散見される。議員個人の自由度が高い総裁選になるのか。それとも、「数の力」で論功行賞などに影響を与えるべく、従来の派閥頼みが続くのか。
岸田文雄首相(自民総裁)が率いた岸田派(宏池会)は、事件を受けて真っ先に派閥解散を表明した。メンバーによる表立った集まりはないが、水面下では結束を模索。「首相が再選を目指して出馬するならばまとまる」(閣僚経験者)との声も上がる。 事件の震源地となった安倍派(清和政策研究会)は、有志が小規模な会合を開いている。とはいえ、派をまとめてきた萩生田光一前政調会長ら「5人衆」が処分を受けて結集軸を失った。領袖だった安倍晋三元首相との関係が深かった加藤勝信元官房長官や高市早苗経済安全保障担当相を推す声もあるが、衆目は一致していない。茂木派(平成研究会)を率いた茂木敏充幹事長も「ポスト岸田」候補の一人で、同派の解散決定後も若手らとの交流を重ねている。ただ、派内には同派の加藤氏を支持する声もあり、足並みがそろうのかは不透明だ。唯一、存続を決めた麻生派(志公会)は、総裁選の対応で一致団結できるかが焦点だ。首相が再選出馬に踏み切れば支える可能性があるが、派内では河野太郎デジタル相が周囲に出馬への意欲を漏らしている。会長の麻生太郎副総裁の判断が注目される。(今仲信博)
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