今年の2月、スパルタの三戸舜介は初めてフェイエノールトとの『ロッテルダム・ダービー』を戦った。4万7500人で埋まったデ・カイプのピッチはカクテル光線を浴びて幻想的に...
今年の2月、スパルタの三戸舜介は初めてフェイエノールトとの『ロッテルダム・ダービー』を戦った。4万7500人で埋まったデ・カイプのピッチはカクテル光線を浴びて幻想的に輝いていた。響き渡るフェイエノールトサポーターの途切れぬ歌声。そのなかで三戸は72分間プレーしたものの、ほとんど何もできぬままベンチに退いた。それでもオランダに来てまだ1か月余りの21歳は、感情の高ぶりが鎮まらなかった。「フェイエノールト戦はチームとしての差も感じましたし、個人としての差も感じました。あらためてチャンピオンズリーグに出るチームだなと感じました。ああいうチームにやっぱり勝ちたい。しかし何と言ってもあのスタジアムの雰囲気がすごかった。あれはすごかったですね。あの雰囲気は初めて。これまで感じたことのないものでした。人がいっぱい入ってましたし、一気に“アウェー感”を感じました。プレーしていて鳥肌が立ちました。一気にワーってなる瞬間がもうたまんない。スッゲーってなりますね」(今年2月の三戸)
三戸は1-1の82分から登場した。フェイエノールトに退場者が出たため、スパルタは数的優位に立っていたが、実力も規模も格上のフェイエノールトが勝ち越しゴールを狙って攻勢に出ている時間帯だった。そんなとき、三戸の爆発的なスプリントは活きる。 「今日も1本裏抜け(86分のドリブルのシーン)とかありましたけど、ゴールまで持っていきたかった。 そういう少ないチャンスは(活かさないといけない)…。今日は、相手が10人だったし、勝てるチャンスだった。もったいなかった」
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