現地8月4日、4−4からのPK戦という激闘の末、フェイエノールトがPSVを下し、5度目のヨハン・クライフ・スハールを獲得した。2番目のPKキッカー役として成功させた上田...
もちろん、モンスターのような跳躍力も健在。滞空時間の長いジャンプでロングボールを胸トラップで正確に落として味方につなげたり、相手DFの肩口より高く飛んでエアバトルに勝ったりした。後者のシーンでは、不可解なイエローカードをもらってしまったが...。
なかでも印象に残ったのが77分、GKベーレンロイターのロングフィードを左サイドライン際に流れて、さばいた場面。おそらくPSVのDFテテとフラミンゴは「上田には逃げ所がなく、ボールを奪うチャンス」と見て、果敢にプレスをかけに行ったのだろう。しかし、上田はかなりの余裕を持ちながらプレスをいなし、押し上げてきた味方にボールを繋いだ。しかし、ターンからのワンタッチで相手を抜き去ろうとしてボールを奪われたシーンは、コンマ何秒の差でDFが上回っただけで、アイデアとしては非常に良かった。 今季の開幕は、ヒメネスがフェイエノールトのエースストライカーとして迎えることになりそうだ。昨季のヒメネスは56-57シーズンにクーン・ディレン(PSV)が打ち立てたシーズン43ゴールという大記録を超す勢いで得点を重ね、CLでもその力を欧州に知らしめた。そんなヒメネスがPSV戦で完全復活を予感させるスーパープレーを連発した。過去3季、フェイエノールトを率いたアルネ・スロットがリバプールへ栄転し、3−4−3を得意とするブライアン・プリスケが新監督として招聘されたことで、フェイエノールトは守備時に5−4−1でローブロックを作る時間が長くなった。こうして最前線のヒメネスにスペースが生まれ、しかも今季のフェイエノールトは手数をかけないダイレクトプレーが多くなったことから、ヒメネスの推進力が生きるようになった。PSV戦のヒメネスは2ゴール・1アシストという数字に加えて、プレーの質も高かった。昨季、ヒメネスは「上田はもっとプレー機会が与えられるべき」、上田は「僕はサンティの良いところを学んでいる」とライバルをリスペクトし合うコメントを残していた。上田がすっかりフェイエノールトのスタイルに馴染んだこと
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