VCSELとLEDの特長を融合した赤外線光源VCSELED(ビクセレッド)™を開発 ローム株式会社のプレスリリース
ローム株式会社(本社:京都市)は、垂直共振器型面発光レーザーVCSEL素子をレーザー光向け樹脂製光拡散材で封止した、新しい赤外線光源の技術「VCSELED™」を確立しました。本技術は、自動車のドライバーモニタリングシステム(DMS)や車室内モニタリングシステム(IMS)の性能向上に貢献する光源として期待できることから、現在ロームで製品化に向けた開発を進めています。
VCSELED™は、高性能なVCSEL素子と光拡散材を組み合わせることでビーム角(照射角度)をLED同様に広げており、VCSELよりも広い範囲で高精度にセンシング可能です。また、小型パッケージに発光素子と光拡散材を搭載しているため、アプリケーションの小型・薄型化にも貢献します。 VCSELED™に搭載するVCSEL素子は狭帯域発光波長を特長としており、LEDと比べて約1/7となる発光波長幅4nmを実現。受光側の認識性能向上が図れるほか、LEDで懸念される赤見え*4も解消できます。同時に、波長の温度変化に関しても、LED(0.3nm/℃)の1/4以下となる0.072nm/℃を実現し、温度変化に左右されない高精度なセンシングが可能です。さらに、発光時の応答速度はLEDの約7.5倍速い2nsで、赤外光で距離を計測するToF(Time of Flight)アプリケーションの高性能化にも貢献します。
自動車の安全性をさらに高める機能として、先進運転支援システム(ADAS)搭載車等には運転手の眠気・居眠りや脇見運転等を検知するドライバーモニタリングシステムが搭載されています。日本では、国土交通省がシステムの設計や機能を定めたガイドラインを作成しているほか、EUでは2024年7月以降に欧州で販売されるすべての新車に搭載の義務化を予定しており注目が高まっています。また自動車メーカー、サプライヤーでは、運転者以外の同乗者を検出する車室内モニタリングシステムの開発も活発化しており、検知システムをより高い精度で機能させる高性能な光源が必要であるとの認識が広まっています。
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