2017年に結成された大阪発のバンド。上野羽有音(Vo, G)、いのり (B)、ミユキ(Dr)からなる。2019年6月に1stアルバム「教室の一角より」、2020年2月に1stシングル「あれから」をリリースした。
普段やってないようなことに挑戦しましたね。たぶん音楽やってへん人からしたら気付かへん程度のことですけど。制作中は、自分の中にイメージはあるのに普段やってないことやからなかなか形にできないということがけっこうありました。そうですね。ドラムのミユキちゃんはコーラスをがんばってくれたし、私の無理な注文も受けてくれて。例えば「12月」の大サビではドラムがだいぶ速いリズムなんですけど、スタジオでこういうふうにやってほしいとお願いしたときにちょっと嫌な空気になって(笑)。ミユキちゃんは最初は「無理やし」と言っていたけど、めっちゃがんばってくれました。ベースのいのりさんにも、いろいろ大変な思いをさせてしまったと思います。「1月」のベースリフは指の運びの難易度が高くて、私から「こうやって弾いて」とお願いしたんですけど、いのりさんは手が小さいから、弾いてるときの手の形が大変なことになっていたんですよ。だけどがんばってくれた。私自身も、自分で考えたギターのフレーズがなかなか弾けないみたいなことがけっこうありましたけど、アルバムが完成したときにはがんばってよかったなと思いましたね。3人にとって新しいことに挑
──そういうふうに、上野さんの感性が読み取れるフレーズが今作にはたくさんあります。ほかの曲についても伺いたいのですが、「2月」は「愛の言葉も またねも ため息も あったかい言葉も 真っ白になっちゃうなら ちゃんと伝えよう」というフレーズが印象的でした。この歌詞はどのようなことを考えながら書いた曲ですか? 寒い日にしゃべっていると、息が白くなるじゃないですか。それを見ていると、息と一緒に言葉まで白くなって、自分の思いを見透かされているような感覚になるときがたまにあるんです。「見透かされてるんやったら、いっそのこと本音を言っちゃってもいいよね」「冬を口実に、普段言わへんことも言えちゃったらいいな」という思いを曲にしました。桜の季節は毎年ライブをいっぱいしているから、気付いたら散っていることが多いです(笑)。移動中に車の窓から見るくらいで印象的な思い出は特にないんですけど、この歌詞は「桜が“言い訳”になればいいな」と思って書きました。直接は言えへんことでも、桜を見ながらやったら言えるかなって。(紙資料を見ながら)「6月」の歌詞、ほかの曲と並べてみるとこんなに長いんですね。この曲には、20代前半から感じてきた葛藤を詰め込みました。私は京都出身なんですけど、栄えてる地域に住んでる人からしたら「そこは京都じゃない」と言われそうな地域に住んでたんです。田んぼばっかりの田舎から、バンド活動を始めるために大阪に引っ越して、一人暮らしを始めたんですけど、バンドもやし、恋愛もやし、いろいろな悩みがあって、そ
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