恵庭南の高橋青大(はると)三塁手(3年)と、尚大(しょうと)遊撃手(2年)の“兄弟甲子園”の夢は、札幌地区初戦で、はかなく消えた。兄の青大は、中学時代に札幌西… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
兄の青大は、中学時代に札幌西シニアで内野のレギュラーを争った札幌南・田沢叶羽投手(3年)から初回に四球を選んで出塁したが、4回の第2打席は中飛、6回は三振に倒れた。大会直前に打撃の調子を落とした弟の尚大は、背番号6ながら、出番がなかった。兄は「もう少し、弟と一緒にプレーしたかった」と、目を真っ赤にはらした。
2人はともに北見で生まれ、興部(おこっぺ)ファイターズで野球を始めた。小学4年生の時には札幌・つどーむで開催された北海道大会に一緒に出場。中学時代も、弟は兄の背中を追って、同じ札幌西シニアに入った。夜でも自宅前の街灯の下でキャッチボールを繰り返し、対戦ゲームも競い合った。高校も「兄がいたので」(高橋尚)と、恵庭南を選んだ。 昨年の練習試合では当時二塁手だった兄と、遊撃手の弟とのコンビプレーが見られた。「兄とゲッツー(ダブルプレー)が取れた時はうれしかった」と弟は振り返る。兄は卒業後に岩手県職員として社会人生活を始める予定で、今後2人がそろって野球に取り組む可能性は、限りなく少ない。 「2人が私の誕生日に白星をプレゼントしてくれると思っていましたが…残念です」と、自身も高校時代に秋田県で甲子園を目指し、兄弟を野球に誘った父雄太さん(41)は、初戦敗退に肩を落とした。兄は「今年は1回戦で負けてしまったので、来年はもっと勝って、良い思いをしてもらいたい」と、期待を口にした。弟は「お兄ちゃんたちの代の思いも背負って戦います」と誓い、唇をかみしめた。【中島洋尚】
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