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やFW 中谷玲央 も十分な時間をプレーさせられる状態ではなかった。チームとして万全の状態ではなかったにも関わらず、新人戦では近大和歌山に好きなようにボールを繋がれ、ゴール前でなんとかしのいでいた印象から一変。この日の公式記録でのシュート本数は、延長戦までを含めて近大和歌山が5本だったのに対し、初芝橋本は7本と上回った。阪中監督は、「新人戦ではあんなに大きかった差をここまで縮められた」と選手たちの成長ぶりを心から喜んでいる様子だった。
2日前に行われた準決勝では、第76回近畿高等学校サッカー選手権大会で準優勝した近大新宮と対戦し、FW川上優のゴールで1-0の勝利。近畿大会準決勝で近大新宮にPK負けした雪辱も果たしている。今年復帰したプリンスリーグ関西2部では白星をつかめず苦しんではいるが、その中でも少しずつ、けれど着実に成長できていることを示した。 その初芝橋本の成長ぶりについては、新人戦以来の対戦だった近大和歌山の藪真啓監督も敬意を持って賞賛。「プリンスリーグで頑張っているんだろうな、と感じた。戦っているリーグの違いは意識して試合に入ったが、ディフェンスラインも揃っていて、局面局面でのたくましさを感じた」という。大会を振り返り、「準決勝で和歌山北高校、決勝で初芝橋本との試合を経験できたことに感謝している」と語った。は「藪先生もいつも声をかけてくれているけれど、『走れる』ということにはチームとして自信がある」と話していたが、準決勝の翌日は「思っていたよりも選手たちが疲れている様子だった」という。準決勝から中1日で開催された決勝戦では、「やっぱり1つ上のリーグで戦っているチームは動き出しも速くて、あまりボールを持たせてもらえなかった」。今年のチームはうまくビルドアップし、サイドチェンジや裏へのパスを効果的に生かせるだけの動き出しの速さや走力もあるが、決勝と準決勝の接戦を勝ち切る中で「強度はまだまだ足りない」という教訓を得たと、藪監督も佐久間も口を揃えた。
新人戦に続くタイトル獲得に貢献したGK高本は、「ここで貢献しないと、チームに何も貢献できていないと思って」、PKの1本目をストップ。「準決勝も含めて不甲斐ないプレーが多くて、チームに迷惑をかけてしまった。裏へのボールの処理やDF陣との連携を改善して、全国大会までの時間で突き詰めていかなければいけない」と話した。チーム全体としての課題も得たが、選手それぞれもまた、今大会の準決勝と決勝を通じて修正すべき点を見つけたようだ。
サッカー フットボール ニュース 速報 情報 試合 近大和歌山高 初芝橋本高 高本陽史朗 福本悠二 角野有右斗 四元大悟 中谷玲央 川上優 山本優志 佐久間瑛介 松林優 木村憲慎 藤原啓二朗 嵜山仁 中西荘太 小峯李王 総体
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