【NQNニューヨーク=横内理恵】19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=157円45〜55銭で取引を終えた。日米金利差が開いた状態が当面続くとの見方が円の重荷となった。19日に世界各地で大規模なシステム障害が起こり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことは低リスク通貨とされる円を支えた。米長期金利が前日比0.03%高い（債券価格は安い）4.23%に上昇
【NQNニューヨーク=横内理恵】19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=157円45〜55銭で取引を終えた。日米金利差が開いた状態が当面続くとの見方が円の重荷となった。19日に世界各地で大規模なシステム障害が起こり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことは低リスク通貨とされる円を支えた。
米長期金利が前日比0.03%高い（債券価格は安い）4.23%に上昇し、円売り・ドル買いを誘った。18日夜にトランプ前大統領が共和党の党全国大会で大統領候補の指名受諾演説に臨み、改めて対中関税引き上げや減税、移民の流入制限などの方針を示した。トランプ氏が再選された場合のインフレ圧力や米金利の高止まりが意識されたのも円の売りにつながった。の基本ソフト（OS）「ウィンドウズ」に障害が発生し、空運や決済など様々な分野に影響が広がった。米株式市場ではリスク回避の動きが広がり、ダウ工業株30種平均は370ドルあまり下落した。円は対ユーロで反発し、前日比15銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=171円30〜40銭で取引を終えた。投資家のリスク回避姿勢が強まったことが円を買って、ユーロを売る動きにつながった。ユーロの安値は1.0876ドル、高値は1.0894ドルだった。
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