Zen 5アーキテクチャを採用するCPU「Ryzen 9000シリーズ」のハイエンドモデルが、順次発売される。先行して登場するRyzen 5/7をレビューする機会を得たので、その実力をチェックしていこう。
両CPU共に、CPUコアは最新のZen 5アーキテクチャを採用する。一方で、GPUコアはRDNA 2アーキテクチャベースの「Radeon Graphics」(2コア)で据え置かれているため、特にゲームや映像編集に活用する際はグラフィックスカード(外部GPU)を別途用意することが望ましい。
CPUコアの製造プロセスは、TSMCの 「N4X(4nm)」で、先代の「Ryzen 7000シリーズ」比で微細化が進んだ。両CPUの場合、CPUコアのユニット(CCD:Core Complex Die)は1基構成となる。一方、入出力回りを担うI/Oダイは、先代と同じくTSMCの「N6(6nm)」プロセスで製造される。また見えない部分での性能向上として、IPC(クロック当たりの処理命令数)が先代(Zen 4アーキテクチャ)と比べて平均16%向上している。同じクロックではより多くの命令を処理できることになるため、Ryzen 7000シリーズのハイエンドモデル(Ryzen 7000Xシリーズ)で同等クラスのCPUを使っている場合は、CPUを換装するだけで一定のパフォーマンスアップ(と省電力効果)を得られる(※1)。AMDの新CPUアーキテクチャ「Zen 5」の採用でRyzen 9000/Ryzen AI 300は強くなった? 特徴や変更点を解説AMDがZen 5アーキテクチャ採用でPコア押し! デスクトップ向け「Ryzen 9000シリーズ」を発表 Ryzen...
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