1メートルのロープで息合わせ 視覚障がい者の走り支えて25年 伴ネットが記念祝賀会 沖縄 - 琉球新報デジタル
【那覇】マラソンに情熱を注ぐ視覚障がい者を支えてきた沖縄伴走ランナーネットワーク(伴ネット、親泊政哉会長)は今年、設立25周年を迎えた。約1メートルのロープを手に、二人三脚のように息を合わせて走る伴走者の協力で、フルやハーフマラソンを走り切った人も多く、県外からの協力依頼もあるほどだ。19日は定例の日曜練習会を奥武山運動公園で終えた後、那覇市内のホテルで記念祝賀会を開き、伴ネットのさらなる発展へ気持ちを新たにした。
設立は1999年。当初から活動を続ける事務局長の大見謝辰男さんによると、県庁職員健走会が前身だ。96年に県内で初めて視覚障がい者マラソン大会が開催された際、同会がボランティアとして貢献。第2回大会前には視覚障がい者3人が健走会の練習に参加し始めたことから、有志で伴ネットを結成した。伴走者の役割について、大見謝さんは「握りや振り方などロープから伝わるメッセージを基に方向や間隔を共有し安全な走りを支えている」と語る。フォームやペース配分を丁寧に指導し、「夢のまた夢」としていたフルマラソン完走を実現する人もいるという。子どもの頃に網膜色素変性症になり、視野が狭くなってしまった仲村康貴さん(43)は「曲がり角は人に気づきにくいが直線は少し大丈夫」と、見通しの良い場所ではロープを離して全力疾走した。2022年に挑戦したフルマラソンは35キロ地点でリタイアしたため、次は完走をと目標を掲げる。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
牧活躍、3点弾3本 セカンドユニットが存在感 キングス連覇へ前進 沖縄【21日の試合】牧活躍、3点弾3本 セカンドユニットが存在感 キングス連覇へ前進 沖縄【21日の試合】 - 琉球新報デジタル
続きを読む »
教員の「不適切言動」の対応指針を策定へ「子どもの権利」研修も 部活生自死で県教委が方針 沖縄教員の「不適切言動」の対応指針を策定へ「子どもの権利」研修も 部活生自死で県教委が方針 沖縄 - 琉球新報デジタル
続きを読む »
コロナ給付金詐欺で実刑判決 元税理士の男ら3人 那覇地裁 一部は無罪 沖縄コロナ給付金詐欺で実刑判決 元税理士の男ら3人 那覇地裁 一部は無罪 沖縄 - 琉球新報デジタル
続きを読む »
「どう生きる」 高校生、がん経験者に学ぶ「命の出前授業」 沖縄「どう生きる」 高校生、がん経験者に学ぶ「命の出前授業」 沖縄 - 琉球新報デジタル
続きを読む »
【グラフあり】金秀グループ、スーパーの改装、観光や不動産回復も反映 2期連続の増収増益 沖縄【グラフあり】金秀グループ、スーパーの改装、観光や不動産回復も反映 2期連続の増収増益 沖縄 - 琉球新報デジタル
続きを読む »
「アヒル取り競争」今年も実施 糸満ハーレー行事委「優しく抑える」扱い方を周知 沖縄「アヒル取り競争」今年も実施 糸満ハーレー行事委「優しく抑える」扱い方を周知 沖縄 - 琉球新報デジタル
続きを読む »