養老孟司の名言「心に個性はありません。」【本と名言365】

日本 ニュース ニュース

養老孟司の名言「心に個性はありません。」【本と名言365】
日本 最新ニュース,日本 見出し
  • 📰 CasaBRUTUS
  • ⏱ Reading Time:
  • 21 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 12%
  • Publisher: 51%

これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。著書『バカの壁』で大ベストセラーを記録した、日本を代表する解剖学者、養老孟司。脳科学や解剖学の知識を交えながら、人や社会が抱える問題を独自の目線で切り込…

これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。著書『バカの壁』で大ベストセラーを記録した、日本を代表する解剖学者、養老孟司。脳科学や解剖学の知識を交えながら、人や社会が抱える問題を独自の目線で切り込んできた養老が、今を生きる人たちに捧げるメッセージ。「自己肯定感」や「承認欲求」という言葉が世に広まって久しい。自分らしく生きるとはどういうことなのか、社会に認められるためにどう振る舞えばいいのか……。現代人が抱く「自分らしさ」への悩みについては、これまでさまざまな意見が交わされてきた。そんななか、養老孟司は解剖学者らしい視点で「人間の個性」を説き明かしている。

「私の個性は私だけの考え、私だけの感情、私だけの思いにある。ここに大きな誤解があります。心に個性はありません。(中略)私の考えを説明して、それがわかってもらえたら、それは私だけの考えじゃなくなるんです。だから心は共通です。じゃあ、個性とは何か。個性とは身体です」 著書『ものがわかるということ』でこう語った養老。自分の親にすら皮膚を移植することはできないように、自分と他人を区別できる最大の要素は身体にある。解剖学に精通し、人間の身体の複雑さを知る養老ならではの考え方だ。運動や食事など自発的な行動が身体をつくるのと同様、個性は待って得られるものではない。身をもって学び、自分自身を変化させることが個性へとつながると養老は指摘している。知識も教養も“身”につけるもの。現代の知の巨人が説いた「自分らしく生きる」こととは、さまざまな学びや知識を身体で感じ取り、自身の個性となるまで鍛錬を積み重ねた末に生まれるものなのだ。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

CasaBRUTUS /  🏆 109. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

【本と名言365】ミヒャエル・エンデ|「…すでに世界は変わっている」【本と名言365】ミヒャエル・エンデ|「…すでに世界は変わっている」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。『モモ』や『はてしない物語』の物語を生み出した作家ミヒャエル・エンデが、社会活動家のヨーゼフ・ボイスとの対話で語ったこと。
続きを読む »

【本と名言365】中村好文|「普通でちょうどいい」【本と名言365】中村好文|「普通でちょうどいい」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。住宅建築の名手と言われる建築家の中村好文。ある施主からの言葉によって確信した、自身が目指す住宅について。
続きを読む »

【本と名言365】バンクシー|「心ない破壊には、…」【本と名言365】バンクシー|「心ない破壊には、…」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。世界を震撼させる「破壊」は衝動のみにならず。バンクシーの公式画集に記された自身の言葉とは?
続きを読む »

【本と名言365】安西水丸|「ぼくは美術品よりは、…」【本と名言365】安西水丸|「ぼくは美術品よりは、…」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。スノードームや文房具、民芸品などを独特の線で描く安西水丸。独自の審美眼を持ち、絵にもインテリアにもファッションにもこだわった安西が、常々語っていたこと。
続きを読む »

【本と名言365】水木しげる|「ぼくにとって、空想の世界だけが、…」【本と名言365】水木しげる|「ぼくにとって、空想の世界だけが、…」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。『ゲゲゲの鬼太郎』を代表作に、妖怪漫画の第一人者として活躍した水木しげる。激動の人生を生き抜き、数々の名作を残した漫画家の理想の生き方とは。
続きを読む »

【本と名言365】開高健|「味覚は、文化なんじゃないだろうか……?」【本と名言365】開高健|「味覚は、文化なんじゃないだろうか……?」これまでになかった手法で新しい価値観を提示してきた各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介。『洋酒天国』の創刊編集者で、取材で世界を巡り、釣り師でもあった小説家の開高健。酒も煙草も、もちろん食もその味わいを知り尽くす作家が味覚についてひと言。
続きを読む »



Render Time: 2025-04-17 04:13:49