9月の自民党総裁選は、解散を決めた派閥の縛りがなくなったことで候補者乱立の様相となっている。11人の名前が浮上しているが、立候補には国会議員20人の推薦人を確保する必要があり、何人が関門を突破できるかで選挙の構図は変わる。
立候補の可能性を指摘されている議員は11人。茂木敏充幹事長や石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相に加え、斎藤健経済産業相、加藤勝信元官房長官、小林鷹之前経済安全保障担当相が出馬への意欲を示している。朝日新聞は、林芳正官房長官、上川陽子外相、小泉進次郎元環境相、野田聖子元総務相の名前も挙げている。
20人の推薦人は派閥に頼らずに集めるには高いハードルだ。無派閥の野田元総務相は過去に断念した苦い経験があるが、4人が争った前回2021年は告示日前日になって出馬表明にこぎつけた。今回もぎりぎりまで奔走する議員が出て、最終的に何人が立候補するか、告示日近くまで確定しない可能性がある。2000年以降で立候補者数の 元自民党職員で政治評論家の田村重信氏は、総裁選が乱戦模様となった理由について「派閥の締め付けがなくなったことで手を挙げやすくなったためだ」と指摘する。ただ、20人の推薦人を集めることができるのは名前の挙がっている議員の半数程度にとどまると分析しており、だれが実際に立候補するかで「構図は全然変わる」との見方を示した。...
当選4回の小林氏は二階派に所属していたが、党の現状に危機感を募らせる中堅・若手から派閥の枠を超えた支持を集めつつある。当選1回で安倍派にいた鈴木英敬衆院議員が小林氏出馬なら支援する考えをの番組で公言した。 石破氏は18日、フジテレビの番組で推薦人確保にほぼ、めどがつきつつあると述べた。河野氏は唯一存続している麻生派に今も所属している。21年に安倍晋三元首相の後押しを受けた高市氏は、推薦人の1人だった小林氏が自ら立候補することで支持層が競合しそうだ。議員連盟や勉強会で政策や思いを実現するために一緒に汗をかいてきた同志の皆さんに、今日も朝から議連ファイルを手に、私の志や思いを伝えるべく、ねじりはちまきで、電話かけ。 岸田文雄首相が不出馬を表明する前の7月20、21両日に産経新聞とFNNが実施したは、総裁選は現職の「任期満了日前10日以内」に議員投票を行うとしている。岸田首相の総裁任期満了は9月30日。共同通信は同月12日告示、27日投開票で調整に入ったと報じた。総裁選挙管理委員会が今月20日に決定するという。
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