清水草一の話題の連載。夜の首都高に「ポルシェ911カレラ カブリオレ」で繰り出せば、気分は成功者?
911カレラ カブリオレのエンジンは、3リッター水平対向6気筒ターボで最高出力が385PS。前に同じエンジンを積む「カレラT」(7段MT)に乗せてもらって大感動したが、今回のカレラ カブリオレは8段DCTだ。考えてみると、素のカレラのAT仕様に乗るのは初めてのような気もする。
初めて乗る911カレラ カブリオレは、最もベーシックなモデルとは思えない好感度抜群なヤツだった。いや逆に一番ベーシックだからこそ好感度が抜群なのだろう。ムダにパワフルすぎず、ムダにゴージャスすぎず、911の古き良き伝統を感じさせる質実剛健な雰囲気なのである。繰り返すが、こういう地味なモデルをカブリオレボディーでゲタとして転がすのが、真のセレブではないだろうか。それにしても大谷君は、ありとあらゆることに興味を持たれてしまうんだから、本当に大変だ。「911でもSは要らないでしょ」までおせっかいを焼かれてしまう。ましてや奥さんについては、日本中があれこれ勝手に注文をつけていた。 私が通っている駅前のマッサージ店では、マッサージ師さんが「大谷君の嫁には、やり投げの北口榛花選手がベストですよ!」と決めつけていた。「彼女、競技のために体重つけてますけど、痩せたらすごくかわいいですよ。性格も明るいし、運動神経抜群。大谷君となら、ものすごい子供が生まれますよ!」とまで言い切っていた。
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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