今年は梅雨入りが遅れており、九州北部から東北ではまだ梅雨入りしていません。ただ、この先は梅雨前線が本州付近に停滞しやすくなり、次の週末までには関東甲信も含め広く梅雨入りとなる見通しです。
平年の梅雨入りは、九州北部から関東甲信は6月上旬ですので、すでにかなり遅れています。さらに平年の梅雨入りが一番遅い東北北部でも6月15日ごろですので、今年は各地で平年より遅い梅雨入りとなります。梅雨入りが遅れている理由は、太平洋高気圧の北への張り出しが強まらず、梅雨前線がなかなか本州付近まで北上しないためです。17日は前線が西から北上し、18日にかけて前線上の低気圧が本州南岸沿いを進む予想です。17日は九州南部は昼頃から雨や雷雨で、激しく降る所がありそうです。九州北部から近畿も夜は次第に雨が降るでしょう。18日は東海や関東甲信でも雨が降り、沿岸部を中心に雨脚が強まりそうです。21日になると、前線が西日本付近を北上し、22日は東日本の南岸付近にまで延びてくるでしょう。21日は九州から関東甲信で雨が降り、22日は雨エリアが拡大しそうです。西日本や東日本で活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。今のところ、このタイミングで関東甲信も含め広い範囲で梅雨入りとなる可能性が高いとみています。最高気温は関東以西では30℃くらいまで上がる日が多いでしょう。梅雨時らしく湿度が高く、不快な蒸し暑
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。 ② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
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