東北福祉大が東北学院大を2―0で下し、先勝した。2回1死二塁から6番・垪和(はが)拓海一塁手(3年=智弁学園)が先制の左前適時打。開幕直前、けがで離脱した悔しさを晴らす一打で勝利を引き寄せた。
気持ちを込めた一振りだった。2回1死二塁、東北福祉大・垪和の打球は詰まりながらも左前へ落ちた。先制の適時打に「いい当たりじゃなかったけど、いいところに落ちてくれた」。打線は8回にも1点を追加し、投げては先発右腕の桜井頼之介投手(3年=聖カタリナ学園)が要所を締めて3安打完封と2―0で接戦を制した。
今秋リーグ戦開幕直前、筋トレ中に「ぎっくり腰」を発症。約2週間も動けず、開幕節は「寮で横になっていました」と明かした。第3節の東北工大戦で復帰も、ここまで3戦で計8打数1安打。本調子ではないが、この日の打順はこれまでの8番から6番に上がった。5番の指名打者・松本大輝(1年)も同じ智弁学園出身。試合前の円陣での「智弁の2人で点を取ります!」という宣言通り、2回の一打は松本の投犠打の直後に飛び出し、期待に応えた。 6日の試合に勝てば、勝ち点を落とすことなく仙台大との最終節に臨める。垪和は「(5日は)エースが頑張ってくれたので、次は打線が頑張って、勝負強い打撃をみせて勝ちたい」と意欲。復調を予感させる強打者のバットが、チームを2季ぶりの優勝へ導く。(有吉 広紀)
〇…東北大が東北工大を5―1で破り、今季初勝利を挙げた。先発の佐藤昴投手(3年=仙台一)が丁寧にコースを突き、8安打されながら1失点にしのいで完投勝ち。打線も1、2回に2点ずつ奪い序盤から右腕を援護した。これまでは長いイニングを投げることを念頭に置いていたが「1イニングずつ、(失点)ゼロに抑えることだけを考えて投げた」。意識を変えて見事に白星をつかんだ。
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