前作の公開から約3年。ついに日本でも公開となった『デューン 砂の惑星PART2』。全編IMAXカメラで撮影された本編には、いかなるこだわりが込められているのか。制作の背景を、映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが語る。
前作を凌ぐ高評価を得たPART2 現在公開中の『デューン 砂の惑星PART2』。先見性に満ちた伝説的な「生態系SF」であるフランク・ハーバートの小説を原作とする本作は、2021年に公開された『DUNE/デューン 砂の惑星』の待望の続編だ。 コロナ禍で制作され、当初は2023年秋に公開が決まっていたが、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響を受け公開は延期。ひと足先に公開された米国では、第96回アカデミー賞で10部門にノミネートされ6部門で受賞を果たした前作を凌ぐ、最上級の評価を得ている。 前作では、西暦10190年、皇帝の命令で砂漠の惑星アラキス、通称デューン(砂の惑星)を統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)が、対立関係にあるハルコンネン家の陰謀によってこの世を去った後、アトレイデス家の後継者である息子のポール(ティモシー・シャラメ)とその母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)が砂漠へ逃れ、“砂漠の民”フレメンと出会うまでが描かれた。...
砂の惑星』(21年)では、自然や宇宙、砂漠のシーンでIMAXカメラを使用した。そして惑星アラキスの砂漠でのシーンが多かった今回のPART2では、そのダイナミズムを表現するために、全編IMAXカメラによる撮影を敢行した。 「技術的に、この映画が(前作と比べて)より野心的なものになることは、ふたりともわかっていました。前作は、新しい惑星と文化を発見し、陰謀の犠牲者となって生き延びる少年を追ういわば瞑想的なストーリーでした。2作目では、その少年は立ち上がり、成長し、戦士になる。この映画が戦争映画であることはおわかりいただけると思いますが、前作とは明らかに違ったリズムがあり、主人公のポールはより男性的になるのです。 それを表現するためには、よりエネルギッシュな『撮影言語』が必要でした。例えば今回、わたしたちは自然光だけを使って撮影しました。それは、わたしにとってとても重要なことだったんです。実際、グリーグに撮影を頼んだのは、彼の太陽光の使い方が大好きだったからなんです。そして彼は、ビジュアル面において絶対に妥協をしません。それが、わたしがグリーグを絶対的に尊敬している理由です。...
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