Humaneの「Ai Pin」は、コートの襟などに装着可能なAI搭載ウェアラブルデバイスで、ユーザーの手のひらに情報を投影する機能などを備える。後編では、Ai Pinを実際に試用した米CNET記者がカメラや音声AIの実力、対応サービスなどについて解説する。
前編に引き続き、Humaneの ウェアラブル デバイス「Ai Pin」を試した米CNET記者のハンズオンレビューをお届けする。 周囲を認識するカメラと一定のAI識別機能 Metaの人工知能(AI)対応スマートグラスと同じように、Humaneの「Ai Pin」も広角カメラで周囲をスキャンし、ユーザーが見ているものの情報を処理して、それに反応する機能を備えている。結果には、かなりのバラつきがある。「Look(見て)」とデバイスに伝えてから、何を言わせたいかを考えなければならないので、まるでランプの精霊に何かを尋ねているかのように感じる。有用な答えを返すこともあるが、全く何も起こらないというときもある。 「Ray-Ban Metaスマートグラス」とAi Pin提供:Scott Stein/CNET Ai Pinに何かを読み上げさせたり、車や植物、現在地などを識別させたり、室内の状態を説明させたりすることも可能だ。写真を撮ってから、Ai...
Pinは筆者の普段の世界から切り離されている。自己完結型でセルラー接続するデバイスなので、筆者のスマートフォンとは全く同期されない。スマートフォンアプリの代わりに、Ai Pinにはウェブダッシュボードがあり、AIへのリクエスト、写真や動画、サービスなどはすべてそこで管理される。 ウェブダッシュボード提供:Screenshot by Scott Stein/CNET Humaneが目指している意欲は評価するが、筆者は自分のデジタルライフを丸々やり直している気がする。もともと利用しているカレンダーのデータも、メールも、メモも何もかもAi Pinは把握していない。「Uber」で車を呼ぶことも、買い物履歴を見ることもできない。ある意味では安心できるとも言えるが、どれだけ多くのサービスがまだ統合されていないかということも実感させられる。...
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