4日の東京外国為替市場で、円相場は7営業日ぶりに反発した。17時時点では前日の同時点に比べ47銭の円高・ドル安の1ドル=161円28〜29銭で推移している。3日発表の米経済指標が下振れたのを受け、労働需給の緩和や米景気の減速感が意識された。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が高まり、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りの動きにつながった。円は10時すぎに、161円15銭近辺
4日の東京外国為替市場で、円相場は7営業日ぶりに反発した。17時時点では前日の同時点に比べ47銭の円高・ドル安の1ドル=161円28〜29銭で推移している。3日発表の米経済指標が下振れたのを受け、労働需給の緩和や米景気の減速感が意識された。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が高まり、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りの動きにつながった。
円は10時すぎに、161円15銭近辺まで上昇した。3日発表された6月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回った。同日発表の6月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業(サービス業)景況感指数は2020年5月以来の低水準だった。インフレ圧力が和らげばFRBによる利下げへとつながりやすいとして3日の米長期金利が低下し、円買い・ドル売りが増えた。10時前の中値決済に向け、国内輸出企業などによる円買い・ドル売りが入ったとの観測も相場を支えた。 もっとも、円買いが一巡した後は次第に上値が重くなった。4日は米国の独立記念日の祝日にあたり、持ち高を積極的に一方向に傾ける動きは限られた。4日の東京市場では日経平均株価が3カ月半ぶり、東証株価指数(TOPIX)が34年7カ月ぶりに史上最高値を更新した。投資家が運用リスクをとる姿勢を強めるとの見方から「低リスク通貨」とされる円に売りが出た面もある。
円は対ユーロで6日続落した。17時時点では同5銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=174円09〜12銭で推移している。ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0035ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0794〜95ドルで推移している。
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