24日の東京外国為替市場で、円相場は3日続落した。17時時点では前週末の同時点に比べ93銭の円安・ドル高の1ドル=159円69〜71銭で推移している。日米の金利差が大きく開いた状態が続くとの根強い見方から円売り・ドル買いが優勢だった。もっとも日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒から次第に下げ渋った。円相場は朝方に一時159円94銭近辺と、4月29日以来約2カ月ぶりの安値をつけた。21
円相場は朝方に一時159円94銭近辺と、4月29日以来約2カ月ぶりの安値をつけた。21日発表された6月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が2年2カ月ぶりの高水準になった。米企業の景況感の改善を受けて米景気の底堅さが意識され、円売り・ドル買いにつながった。
日銀が24日公表した6月13〜14日開催分の金融政策決定会合の「主な意見」では、同会合で決めた国債買い入れの減額方針について「ある程度の時間をかけて慎重に検討すべきだ」などとの声があった。円安が物価上振れにつながるとの声も相次いだが、政策正常化を積極的に進めるとの思惑は広がらず円相場の重荷となった面もあった。 昼ごろには一時159円62銭近辺まで下げ幅を縮めた。4月29日につけた約34年ぶりの安値である160円24銭が迫るなか、24日に神田真人財務官が介入について「常日頃から24時間いつでもできるように準備している」などと語った。鈴木俊一財務相も同日に円安進行を巡り「必要に応じて適切な対応を取っていきたい」と述べた。一段の円安進行で通貨当局が円買い介入を実施するとの警戒から、持ち高調整や利益確定を目的とした円買い・ドル売りも入った。
円は対ユーロで反落した。17時時点では同1円51銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=171円05〜11銭で推移している。16時半すぎに一時171円10銭近辺と、4月29日以来およそ2カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。このところ欧州の政治不安などを背景にユーロ売りが目立っていたため、円やドルに対して持ち高調整のユーロ買いが入った。
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