5日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=143円83〜85銭と前日17時時点と比べて1円16銭の円高・ドル安だった。朝方には143円20銭近辺と8月5日以来1カ月ぶりの高値をつける場面があった。4日発表の米労働指標の結果を受けて米大幅利下げ観測が強まり、同日の米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。米労働省が4日に発表した7月の雇
5日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=143円83〜85銭と前日17時時点と比べて1円16銭の円高・ドル安だった。朝方には143円20銭近辺と8月5日以来1カ月ぶりの高値をつける場面があった。4日発表の米労働指標の結果を受けて米大幅利下げ観測が強まり、同日の米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。
米労働省が4日に発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人件数は2021年1月以来の低水準となった。労働市場の鈍化を示す内容だったと受け止められ、米連邦準備理事会(FRB)が9月に0.5%の大幅利下げを決める可能性が意識された。4日の米長期金利が低下し、円やユーロなどの主要通貨に対してドルを売る動きが広がった。5日発表の7月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金がプラスを維持した点も円相場を支えた。 円相場は買い一巡後は伸び悩んだ。5日は国内の事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。10時前の中値決済に向けては「ドルが不足気味」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買い観測が円の上値を抑えた。5日の東京株式市場で東証株価指数(TOPIX)が前日比で上昇に転じるなど、国内株式相場が底堅く推移したのも重荷だった。
の高田創審議委員は5日、石川県金融経済懇談会で挨拶した。前向きな企業行動の持続性が確認されれば、緩和度合いをさらに調整し「『金利のある世界』にしていくことは必要」だとの考えを示した。一方で、海外の経済・物価情勢をリスク要因として捉えたうえで「市場環境も含め極めて高い緊張感をもって注視する必要がある」との姿勢も示しており、円買い・ドル売りを一段と進める動きにはつながらなかった。ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1079ドル前後と同0.0024ドルのユーロ高・ドル安だった。
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