18日の債券相場は下落が予想される。米国で堅調な経済指標を受けて利下げ観測が後退し、長期金利が上昇した流れを引き継ぐ。１ドル＝150円台まで進んだ円安が日本銀行の追加利上げを促すとの観測も重し。一方、この日に予定される日銀の国債買い入れオペは相場の下支えになる見込み。
が予想外に減少。米金利スワップ市場では、25ベーシスポイント（ｂｐ）の年内利下げ回数の織り込みが前日の1.7回から1.5回に低下した。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米金利反発の影響や「円安が進めば日銀への政治的圧力が和らいで利上げしやすくなるとの見方も下押し材料」と指摘する。一方、「超長期債相場の地合いが良く、金利上昇で押し目買いを喚起しやすい上、日銀オペも入るため、相場の下げ幅は限られる」と予想する。 先物夜間取引で12月物は17日の日中取引終値比10銭安の143円78銭で終えた。 午前８時30分に発表される９月の全国消費者物価指数（ＣＰＩ）は、生鮮食品を除くコアで前年同月比2.3％上昇と前月（同2.8％上昇）から伸び鈍化が見込まれている。午後３時半以降に内田真一日銀副総裁が全国信用組合大会で植田和男総裁のあいさつを代読する。定例の国債買い入れオペの対象は残存期間１年超３年以下、３年超５年以下、５年超10年以下、25年超円が対ドル150円台に下落、２カ月半ぶり安値－日米金利差を意識
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