レスリング女子日本代表が1日、新潟・十日町市でパリ五輪に向けた強化合宿を公開した。1991年から女子が合宿を行ってきた“虎の穴”桜花道場で、50キロ級の須崎優衣(キッツ)、53キロ級の藤波朱理(日体
大)、57キロ級の桜井つぐみ、62キロ級の元木咲良(ともに育英大助手)が汗を流した。
パリ五輪前に、道場近くにある通称“金メダル坂”で徹底的に鍛えた。坂道ダッシュ、両肩に2人の選手を抱えて山道を登るなど、約1時間の過酷なトレーニングを終えると、須崎は「最後きついところは試合と重なる部分がある。五輪の試合だと思ってやり切った。パリ五輪に向けて一緒に戦う仲間たちと、励まし合って、こういったきつい中でトレーニングできる。すごくいい環境」と手応えを浮かべた。 桜花道場は、かつて五輪4連覇の伊調馨、3連覇の吉田沙保里さんらも鍛えた場所だ。藤波は高校1年生で初めて訪れた際、21年東京五輪を控えた代表選手たちが「すごくキラキラして見えたのを覚えている」と振り返る。同じ五輪代表の立場となって合宿に臨み、「自分にとっては聖地というか、パワーを感じる場所の一つ。練習は厳しいけど、五輪前にここに来られたことはすごくうれしい」と語った。
選手は道場内に寝泊まりし、練習以外の交流の時間もある。桜井は最近はまっているというパン作りを生かし、世界選手権55キロ級代表の清岡もえ(育英大)と自宅でパン粉をこね、チョコチップ入りのメロンパンの生地を約15個分持参。施設にあったオーブンで焼き上げ、選手に振る舞ったと明かした。「(生地は)8時間ぐらい寝かせました。しっかりこねて、結構成功しました」と胸を張り、藤波も「すごくおいしかったです」と笑顔だった。
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