ホンダならではのこだわりがとことん詰め込まれ、クルマ好きを熱くさせていたピュア本格スポーツカー、ホンダ「S2000」。その名車ぶりについて振り返りながら、特に最終仕様の「S2000 Type S」でみせてくれた「やりすぎぶり」についても振り返ろう。
1999年4月に発売となったS2000。2.0L 4気筒の自然吸気エンジンながら、最高出力は250ps/8,300rpm、レブリミットは9,000rpm、最大トルク22.2kgm/7,500rpmを発揮。リッターあたり125PSは、当時としては相当にポテンシャルが高いエンジンだが、それでも当時の排出ガス規制値をはるかに下回る、先進的な環境対応エンジンだった。シャシーは、ボディ中央部に位置するフロアトンネルをメインフレームの一部として活用し、フロアトンネルを前後のサイドメンバーと同じ高さで水平につなぐ「ハイXボーンフレーム」を採用することで、オープンボディでありながら重量を増加せず、クローズドボディと同等以上の高剛性と衝突安全性を実現。
電動ソフトトップは、スイッチ操作で開閉が可能で、開閉にかかる時間も約6秒と、気軽にオープンエアを楽しむことができた。また、タコメーターも左から右に流れるルデジタルタイプで未来を感じたし、ステアリングまわりにスイッチを集中させ、プッシュボタン式エンジンスターターを採用したことで、フォーミュラカーを彷彿とさせるインテリアにも仕上がっていた。このあたりの演出は、当時のホンダはとてもうまかったと思う。 2001年にはマイナーチェンジが実施され、サスペンションの改良、オーディオの出力向上などブラッシュアップが図られた。2003年の2度目のマイナーチェンジでは、ヘッドライトやリアコンビネーションランプ、前後バンパーのデザイン変更、インテリアのデザイン変更、新デザインの17インチアルミホイールの採用、ブレーキ性能の強化、ボディ剛性の強化など大きな改良が加えられた。
2005年に再び実施されたマイナーチェンジで、エンジンは2.2Lに排気量アップ。DBWの採用と合わせ、より日常での走りの質感を高めた。シート形状の変更や内装材の色調変更などにより、インテリアの品質も向上されている。
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