ブレーキキャリパーは、ブレーキペダルを踏んだ力で送られてきたオイルでパッドをローターに押し付けるための装置。
純正ブレーキはその多くが片押しタイプ。軽量でパッドの冷却性にも優れるが、片押しパッドは片側からだけパッドを押してローターの内側と外側のパッドを押し付けている。理論的には均一に押し付けられるが、両側から油圧ピストンでパッドを押し付けようというのが対向ブレーキキャリパーだ。油圧を受けてパッドを押し出すピストンは円筒形である必要がある。また、その面積はピストンが1つでも6つでも同じでなければならない。そうしないとブレーキを同じように踏んでも、ブレーキが効かなくなってしまうのだ。そうなると必然的にピストン数を増やすほどに小さな円筒形になる。すると、パッドの形状もより横長にすることができる。そうするとローターのより外側で摩擦することができる。てこの原理でローターの外側で摩擦するほどにブレーキは効きやすい。こういった理由から高性能な対向キャリパーはピストン数を増やして、パッドの形状を横長にして、ローターの外側で摩擦できるようにしているのだ。であれば、ピストン数は多いほうがいいのか。たしかに多いほうがよりローターの外側をつかむことができる。しかし、その分キャリパーが大きく重くなってはバネ下重量が増え
しかし、その魅力は剛性の高さと性能の均一化ができること。2ピース構造のキャリパーも厳密に管理された寸法で、きっちりとトルク管理をしてボルトで結合されるがすべてのキャリパーが完全に同じ剛性になっているかというと若干のブレはありえる。それがモノブロックではほとんど同じように製作できるので、性能の均一化を図りやすい。キャリパーの選び方としては、本格的なサーキット走行というとモノブロックキャリパー。ストリート向けでドレスアップメインなら2ピースキャリパーのようなイメージがある。たしかにそれも間違っていないが、では2ピースキャリパーがサーキット走行に耐えうる性能がないのかというとそんなことはない。
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