米ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者（ＣＥＯ）は、インフラはあらゆる経済の成長を促進する主要な要素であり、民間部門には投資に充てる十分な資金があると述べた。
ベルリンで開催された「グローバル・ダイアログ2024」に出席したフィンク氏は１日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「私にとって、これはインフラの夜明けだ」と語った。ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えるブラックロックのラリー・フィンクＣＥＯ ブラックロックは６月時点で約10兆6000億ドル（約1523兆円）の資産を管理する世界最大の資産運用会社だ。収益性の高いプライベートマーケットの資産クラスの拡大と共に、インフラファイナンスにも積極的に手掛けている。１日には、プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社ブラックロックとマイクロソフト、ＡＩ投資で300億ドル調達へ
９月、ブラックロックはマイクロソフトなどと提携し、人工知能（ＡＩ）への需要を支えるデータウエアハウスやエネルギーインフラの拡充に充てるため、今後数年にわたって300億ドルのＰＥ資本を調達する計画を発表した。 フィンク氏は「インフラは、いかに成長を促進するかという点において、主要な要素だ。資本市場は広範で、連邦政府や州政府の支出に頼る必要はない」と述べ、「民間部門には新しいプロジェクトに資金を提供できるだけの十分な資金がある」と強調した。
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