トランプ米大統領は、合成麻薬フェンタニルの問題を含む複数の理由から、カナダとメキシコに対する措置を発表する意向を明らかにしました。同時に、米国経済の最新動向も発表されました。第2四半期の米国GDPは前期比年率2.3％増加、個人消費は4.2％増となりました。ヨーロッパの中央銀行は金融緩和局面に入ってから5回目となる利下げを実施しました。
トランプ米大統領は、カナダとメキシコに対する措置を発表する意向を明らかにしました。合成麻薬フェンタニルを含む複数の理由を挙げ、ホワイトハウスの大統領執務室で従来の方針をあらためて表明しました。首都ワシントン市の空港近くで発生した旅客機事故に絡み、大統領令に署名した際に記者団に明らかにしました。 \同時に、米経済の最新動向も発表されました。第2四半期の米国 GDP は前期比年率2.3％増加しました。個人消費は4.2％増と、2023年1月～3月（第1四半期）以来の大幅な伸びでした。食品とエネルギーを除く個人消費支出（PCE）コア価格指数は2.5％上昇し、市場予想に一致しました。ブルームバーグ・エコノミクス（BE）のエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「一見したよりも強い内容だ」と述べています。一方で、12月の米中古住宅販売成約指数（季節調整済み）は前月比で低下しました。高水準の借り入れコストと物件価格が影響し、特に西部と北東部での落ち込みが目立ったと報告されています。 \また、ヨーロッパの中央銀行は金融緩和局面に入ってから5回目となる利下げを決定しました。中銀預金金利を0.
25ポイント引き下げ、2.75％に設定しました。ユーロ圏経済は失速し、2％のインフレ目標の達成が目前に迫っています。声明では、現在の金融政策が「依然として景気抑制的」だとし、追加利下げが視野にあることを示唆しています。ラガルド総裁は記者会見で、「向かっている方向」は明らかで、今回の決定は全会一致だったと説明しつつ、「現時点で重大な不確実性がある」と語りました。一方、米当局はワシントン州で発生した旅客機事故で、生存者はいないと明らかにしました。トランプ大統領は事故原因については何も知らないとの発言を繰り返す一方で、衝突はDEI（多様性、公平性、包摂性）プログラムのせいだと述べ、多数の命が犠牲になった惨事を政治利用する姿勢を鮮明にしました。DEIプログラムが関係しているとの結論にどのように至ったのかとの質問に対し、大統領は「常識」に基づく結論だと答えるにとどめました
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