カラー電子ペーパーを搭載したAndroidタブレット「BOOX Go Color 7」は、読書体験をどう変えるのか。実機を検証した。
ソフトウェア面では、Google Play対応が大きな利点となっている。旧世代のBOOX製品ではプリインストールされていない場合もあったが、本機ではGoogle Playを標準搭載。ChromeなどのGoogle製アプリも自由にインストールでき、「 Android を探す」機能も利用可能だ。これにより、一般的な Android タブレットと遜色ない使い勝手を実現している。一方で、いくつかの制限も存在する。OSが最適化されているため、待機状態ではアプリの動作が制限される。待機状態からの起動は20秒ほどかかるので、せっかちなユーザーには気になるかもしれない。
これまで使用していたKindle PaperWhiteと比較して、BOOX Go Color 7の反応性は明らかに速い。タッチパネルの追従速度は速く、画面描画の速度も電子書籍リーダーとしては期待以上に速い。本体前面にある音量ボタンを使用したページめくりも可能になっており、片手での操作性も良好だ。BOOX Go Color 7のカラー電子ペーパーが最も生きるのが、書籍へのマーカー機能だ。本機ではAndroid版のKindleアプリを起動して、4色のマーカーをしっかりと塗り分けることができる。ここで改めて電子ペーパーの特徴と、その弱点である「ゴースト」について確認しておこう。電子ペーパーはバックライトとなる光源が不要なので目に優しく、直射日光下での視認性がいい。省電力の面でも表示内容を表示しない限りは電力を消費しないため、電子書籍と相性がいいという特性がある。
また、黒から白への切り替え時に、黒い部分が残像として残る「ゴースト」と呼ばれる現象が発生することがある。これを防ぐために、画面全体を白黒表示でリフレッシュする必要があり、ページ切り替え時に画面が点滅する特徴が見られる。これは前の画面の残像が次の画面に影響を与える現象だ。BOOX Go Color 7では、このゴースト対策としてリフレッシュ機能が搭載されている。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
BOOX、Android搭載電子ペーパーに7型カラー/10.3型モノクロの新機種SKT株式会社は、ONYX International製の7型カラー電子ペーパー「BOOX Go Color 7」、および10.3型モノクロ電子ペーパー「BOOX Go 10.3」を発表した。本日より順次予約を開始しており、実売予想価格はそれぞれ4万9,800円前後、6万7,800円前後の見込み。出荷はGo Color 7(ブラック)とGo 10.3が6月26日前後、Go Color 7(ホワイト)が7月中旬以降を予定している。
続きを読む »
利用用途にマッチすれば最高の10.3型白黒電子ペーパータブレット「BOOX Go 10.3」 洗練された高い完成度が魅力:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/3 ページ)企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。
続きを読む »
「朝倉未来VS.平本蓮」で“THE MATCHの視聴数”を超えるか RIZIN代表に聞くPPVビジネスの原点(1/2 ページ)格闘技イベント「RIZIN」(ライジン)の榊原信行CEOに、日本でのPPVビジネスの原点と、なぜ格闘技がここまで人気を博したのかを聞いた。
続きを読む »
コンビニおにぎりに「巨大化」トレンド たこ焼き、つけ麺風の変わりダネの登場も納得の背景:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ)コンビニおにぎりに新たなトレンドが生まれている。特にコロナ禍以降は大きなサイズの商品をよく見るようになっており、中には変わり種も多い。各社の取り組みに迫る。
続きを読む »
小林製薬は事態を把握していたのに、それでも報告が遅れた事情(1/2 ページ)小林製薬が製造・販売した「紅麹(べにこうじ)」成分のサプリメントを摂取した人の健康被害を巡り、因果関係が疑われる死者数の大半を厚生労働省に報告していなかったことが分かってから約1週間。当初5人としていた死者数は4日現在で、遺族からの相談件数が215人、このうち調査中が84人まで増えた。取締役会が形骸化していたことが判明し、コーポレートガバナンスが厳しく問われている。
続きを読む »
レジに並ばずコーヒー飲める タリーズのモバイルオーダーは便利だが、実体験で困った意外な欠点も(1/2 ページ)スマートフォンで注文し、レジに並ばずに1杯のコーヒーを注文。いわゆるモバイルオーダーサービスが飲食店を中心にジワジワと浸透しつつある。タリーズコーヒーでモバイルオーダーを試して分かったメリットとデメリットをまとめた。
続きを読む »