コンビニおにぎりに新たなトレンドが生まれている。特にコロナ禍以降は大きなサイズの商品をよく見るようになっており、中には変わり種も多い。各社の取り組みに迫る。
大きなおにぎりは各社が近年になって販売し始めたのではなく、2000年ごろにすでに登場していた。当時から一部のファンに愛好されていたが、コロナ禍以降に物価が上がって売れるようになったという意見が、コンビニ各社から出ている。比較的少額で空腹を満たせるコストパフォーマンス(コスパ)意識が、大きなおにぎりにとって追い風になっているのだ。若年層を中心に根強いタイムパフォーマンス(タイパ)志向も追い風だ。要は「食事にかける時間がもったいない」という意識の下、手早く空腹を満たせる大きなおにぎりが売れている。今回は、こうした大きなおにぎりについて、主要コンビニ各社の取り組みをまとめていく。
まずはファミリーマートから。同チェーンで大きなおにぎりを代表する商品は「SPAMむすび」(320円)だ。ファミリーマートでは、スパムを使ったおにぎりを沖縄県の宮古島限定で「ポーク玉子おむすび」として2000年に発売。その後、2007年には沖縄県全域に取り扱いを拡大し、今では定番として親しまれている。 こうした実績を踏まえ2021年8月に登場したSPAMむすびは、首都圏の一部店舗限定で発売したところ好評を博し、再販売を望む声が大きかったという。そこから、全国展開となった。宮古島から小さく展開して、ついには全国的なヒット商品へと出世したまれなケースである。
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