富山県大会の準決勝が行われ、龍谷富山が4-1で富山第一に快勝。9連覇中だった王者を撃破し、創部21年目で初の決勝進出を決めた。キャプテンでエース、横山旺世(3年)が、ハットトリックを達成。前半9分に
は相手GKのキックに飛び込んでカットすると、そのままループ気味のシュートで先制。後半31分にはGKの頭上を抜くロングシュート、同35分には豪快にネットを揺らした。カターレ富山U-15出身で、抜群の決定力を見せたFW横山は「やっと自分の目標だった富山第一を倒せて本当に嬉しい。この試合にかける思いは強かったので、勝ててほっとしています」と笑顔を浮かべた。
圧倒的な実績を誇る富山第一に対し、気迫のプレーで勝ちきった。センターバック2人が的確に富山第一の攻撃を阻止すれば、中盤の選手も相手のパスを予測して身体を寄せ、カットするシーンも連発。攻守の切り替えも早く、前線、中盤でフル回転するFW横山にパスをつなげた。時にはDFラインまで戻ってクリアしていた横山は、後半に足をつる場面もあったが「ハーフタイムに、キャプテンとして最後まで走りきろうと声をかけていた。自分の発言だったので、死にものぐるいで走りました」と、気持ちのこもったプレーでチームを引っ張った。 JFL・アローズ北陸のGKとしてプレー経験のある濱辺哲監督に加え、6月からは元カターレ富山のMF窪田良氏、同DF松原優吉氏がコーチとして加入。2人の指導の下、攻守の切り替えや守備の予測、中盤のセカンドボールの拾い方などを改善した。FW横山は「プロを経験しているだけに説得力があるし、いろんなことを吸収できた。富山第一が相手でも、慌てることなく自分たちの力を出せました」と感謝した。
決勝の相手となる富山東とは、県内のリーグ戦で今季は1勝1敗と互角の成績だ。濱辺監督は「お互いに手の内を知っている。しっかりと分析し、1週間で準備したい」と気を引き締める。富山第一に快勝した勢いをそのままに、初の全国の舞台を目指す。(中田 康博)
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【高校サッカー】藤枝明誠がFW水上大和中心に因縁の浜名に挑む…2年連続準々決勝で退けられた相手 今年こそは…全国高校サッカー選手権静岡県大会はベスト8が決まり、2日と4日に準々決勝が行われる。4年ぶりの優勝を目指す藤枝明誠は、同じプリンスリーグ東海に所属する浜名と対戦する。準々決勝で当たるのは3年連続で、
続きを読む »
【高校サッカー】進学校の富山東が決勝進出…186センチのDF中田航平が決勝ゴール富山県大会の準決勝が行われ、富山東が1-0で富山北部を下し、9年ぶりの決勝進出を決めた。後半は押し込まれる場面も続いたが、同29分に186センチ、76キロのDF中田航平(2年)が値千金の決勝ゴール。
続きを読む »
【高校サッカー】日大藤沢、桐蔭学園破り神奈川3連覇へあと3勝 宮澤「自分たち信じて戦えた」3年連続の全国切符を狙う日大藤沢が、ライバル桐蔭学園に1-0と競り勝ち、準々決勝へ駒を進めた。昨年の決勝と同一カード。日大藤沢はU-19日本代表MF布施克真(… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
続きを読む »
【高校サッカー】東海大静岡翔洋「超攻撃的」で37年ぶり全国目指す「どこからでも得点」西田堅翔全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメント(T)が、26日に開幕する。プレミアリーグ所属の静岡学園などシード6校と、1次Tを勝ち抜いた10校の計16校がトー… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
続きを読む »
オイスカ浜松国際が小笠を2-0で下し快勝発進「みんなギラついてます」…高校サッカー1次トーナメント2回戦26試合が行われた。この日が初戦となったオイスカ浜松国際は2-0で小笠に快勝。2年連続の決勝トーナメント進出へ好スタートを切った。島田商は袋井商に0-0で突入したPK戦の末に勝
続きを読む »
【高校サッカー】浜名-藤枝明誠は異例の再試合 2時間23分中断を挟み0-0再開も“無効試合”異例の再試合となった。浜名-藤枝明誠は悪天候を理由に、0-0で迎えた延長前半途中、中止が決まった。前半7分の時点で濃霧によって試合が一時中断。2時間23分の中… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
続きを読む »