阪神は11日、ドラフト1位の下村海翔投手(22)=青学大=が右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を終え、退院したと発表した。1年以上のリハビリが必要なため、今季中の登板は絶望的。2月に
中日・草加も同手術を受けており、デビュー前のドラ1が立て続けにメスを入れる異例の事態となった。
下村は1月の合同自主トレで2度ブルペン入り。同期と同じペースで過ごしたが、キャンプを2軍で迎えた。大学時代の疲労や1年時の右肘手術の経験を考慮し、故障防止を優先。先発の即戦力という期待の一方、昨年末には1軍を想定していた岡田監督も「無理する必要ない」と、将来を見据えた慎重な歩みを選んだ。 キャンプ初のブルペン入りも遅めの2月10日。報告を受けた指揮官は「だいぶええ感じ。慌てなくていい」と見守っていた。だが、思うように状態は上がらず、ブルペン投球はそれが最後。球界関係者によると、2月中から不安が膨らみ、手術も選択肢に熟考。3月も医師らと相談を重ねた。昨年は東都大学リーグ春秋連覇の主役になり、7月の日米大学野球でMVP。フル回転の反動は大きく、ドラフト後の11月の明治神宮大会は万全ではなかったという。
下村は「多くの方に助言をいただき、決断しました。尊重してくださった球団への感謝を忘れず、誠心誠意にリハビリを」とコメントした。投手が豊作といわれたドラフト。特に1位の“東都7人衆”は注目を集めたが、広島・常広とヤクルト・西舘も調整が遅れ、日本ハム・細野を含めた5人が実戦登板に至っていない。▽19日 初のブルペン投球。捕手を立たせて7、8割の力で20球。キャンプ2軍スタートが決まり「やることは変わらない。1軍で活躍できるようにと思って練習したい」。
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