ヒョンデの高性能ブランド「N」初のEVにして「アイオニック5」のハイパフォーマンスモデル「アイオニック5N」に乗った。第一印象は速くてセンスのよいスーパーEV。でも大事なのはそこじゃない。メルセデスの...
ヒョンデの高性能ブランド「N」初のEVにして「アイオニック5」のハイパフォーマンスモデル「アイオニック5N」に乗った。第一印象は速くてセンスのよいスーパーEV。でも大事なのはそこじゃない。メルセデスの「AMG」やBMWの「M」など、あまたあるメーカー直系高性能ブランドはクルマに”速さ”を求めてきたけれど、このヒョンデの「N」はエンターテインメントをももたらしたんだ。EVなのにデュアルクラッチのようなシャープなシフト感覚があり、サーキットで誰でも直感的にドリフトできるような操作性を備える。ニトロみたいなブースターがあり、排気音はその気にさせるV8レースカーのエンジン音をメインに、スーパーEVサウンドやジェットエンジンを真似た音だって選べる。急速充電機のあるサーキットで一日遊んでも飽きないだろう多様な走行セッティングがこの一台に凝縮している。まさに“走りの遊園地”ですよ(笑)
デュアルモーターで軽々と650馬力(ブースター使用時)を弾き出し、ホイールセンサーとジャイロセンサーから導かれた信号が四輪の可変ダンパーをきっちり制御。フロントアクスルはトルクベクタリングで、リアは電子油圧LSDを搭載する玄人好みのトルクマネジメント。「やばい。四駆が鬼すぎる……」って思わずため息がもれたよね。ハンドリングはフラットで、ノーズがすっと入るしギュンギュン曲がる。なんでこんなに四駆の偏差値が高いの? という答えは、やっぱりWRC(世界ラリー選手権)参戦メーカーならではの知見かなと思った。良し悪しを直感的に判断できる経験豊かな導き手が社内にいるんですよ。それを感じさせるのは圧巻の峠下り。自慢の仮想ギアボックスで回転合わせまで再現しているシフトダウンがあり、それとともに自然な回生ブレーキが仕込まれていて、後ろから魔法の手が働いているように減速する。2.
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【東京クルマ日記〜いっそこのままクルマれたい〜】第206回昨日の自分を超えるクールネス !? カリスマだけに許された未体験のネクストステージ|![CDATA[軽量化とともにエアロダイナミズムやエンジンなど全方向的な進化を遂げた。先代「マクラーレン 720S」シリーズは傑作だった。速く走ること以外眼中にないグレイハウンド(レース競技犬)のよ...
続きを読む »
【東京クルマ日記〜いっそこのままクルマれたい〜】第206回昨日の自分を超えるクールネス !? カリスマだけに許された未体験のネクストステージ|![CDATA[軽量化とともにエアロダイナミズムやエンジンなど全方向的な進化を遂げた。先代「マクラーレン 720S」シリーズは傑作だった。速く走ること以外眼中にないグレイハウンド(レース競技犬)のよ...
続きを読む »
ヒョンデ『アイオニック5』がオフロード仕様に大胆変身!? 車高23mmアップの「XRT」新登場ヒョンデは9月3日、小型EV『アイオニック5』に、米国でオフロード仕様「XRT」を設定すると発表した。
続きを読む »
ヒョンデ『アイオニック5』がオフロード仕様に大胆変身!? 車高23mmアップの「XRT」新登場ヒョンデは9月3日、小型EV『アイオニック5』に、米国でオフロード仕様「XRT」を設定すると発表した。
続きを読む »
【東京クルマ日記〜いっそこのままクルマれたい〜】第205回フジロック'24にレンジローバースポーツの最新PHEVで行ってみた!日常的にはEVとして使用でき、ハイブリッドで長距離走行も可能にしたPHEVモデル。この7月に行われたフジロックフェスティバル '24。ケチのつきはじめは初日に予定されていたヘッドライナーのS...
続きを読む »
【東京クルマ日記〜いっそこのままクルマれたい〜】第204回フェラーリがフェラーリであるために、守らなければならない約束がある「プロサングエ」への注目度はすごかった。路肩に寄せればスマホを向けられ、箱根を走れば追いかけられる。ビートルズの来日かよって(笑)。普段、愛車以外に興味を示さないフェラーリオーナーたちもこのクルマばか...
続きを読む »